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『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』C-3PO、ふたたび物語の中心へ ─ 謎の赤目にも大きな意味

スター・ウォーズ
Photo by Birte Fritsch https://www.flickr.com/photos/lindenbluete/39446647621/

『スター・ウォーズ』シリーズにおいて、プロトコル・ドロイドのC-3POは格別に重要な存在だ。『エピソード4/新たなる希望』(1977)からルーク・スカイウォーカーの旅路に深く関わり、プリクエル3部作でアナキン・スカイウォーカーやオビ=ワン・ケノービらの物語に立ち会い、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)にも姿を見せたのである。もっとも『フォースの覚醒』(2015)『最後のジェダイ』(2017)では、同じくドロイドのBB-8ほか新たなキャラクターに活躍の場を譲った感があったのだが。

そんなC-3POが、スカイウォーカー・サーガの完結編となる最新作『スカイウォーカーの夜明け』で再び物語の中心に戻ってくる。C-3PO役の重鎮アンソニー・ダニエルズは、ET Canadaの取材にて「今回は僕も中心にいます。とても幸せ、すごく嬉しいですよ」とコメントした。「僕にとっても、スリーピオにとっても、すごく良い“さよなら”になっています。お楽しみに」。

ところで、2019年8月26日に公開された特別映像では、なぜかC-3POの目が赤く光る様子も話題となったが、これについてアンソニーは「ストーリーテリングの大きな要素です、本当に驚きました」語っている。もちろん多くは語られていないわけだが、C-3POの“赤目モード”に重要な意味が隠されていることは間違いなさそうだ。しかし、レイが手にしている両刃ライトセーバーといい、『スター・ウォーズ』の「赤」にはどうも不穏なイメージが付きまとうもの。果たして真相やいかに?

『新たなる希望』から40年以上にわたってC-3POを断続的に演じ続けてきたアンソニーは、本作『スカイウォーカーの夜明け』をもって、ひとまずシリーズから卒業を迎えることになる。目を赤く光らせての撮影については「変な感じでした、鏡で見ると怖いですしね」と冗談交じりで振り返りつつも、やはり撮影の最終日は「涙をこらえるのが難しかった」明かした

「J・J(・エイブラムス監督)がすごく良いことを言ってくれて、みんなでそれを聞いて。僕も気持ちがあふれてしまったことは認めるしかないですね。その時が来ることは分かってたんですが。(最終日は)僕が何かを言うシーンじゃなかったんです。たまにはスリーピオが口を出さないこともありますから。とても素晴らしい映画で、(この作品で)お別れするのは良いなと思っています。満足していますよ、光栄に思います。」

映画『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』は2019年12月20日(金)日米同時公開

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Sources: ET Canada, Star Wars, Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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