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【ネタバレ】『ザ・スーサイド・スクワッド』細かすぎて伝わらない『GOTG』小ネタが隠されていた

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結
(c)2021 WBEI TM&(c)DC

この記事には、『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』のネタバレが含まれています。

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結
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『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』に隠された『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』の小ネタのひとつは、“クソったれガーディアンズ・オブ・ギャラクシー”でマンティス役を演じたポム・クレメンティーフのカメオ出演だ。この解説はコチラの記事に譲るとして、ここではさらに隠されたヒミツのネタについてお伝えしたい。

さらに細かな『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』ネタは、ラットキャッチャー2に関係がある。ネズミを操る能力があるクレオ・カゾといえば、常に睡魔に襲われるやる気なさげなキャラクターながら、劇中では大きな見せ場が与えられ、エンディングまで生き残った数少ないメンバーのひとり。

そんなラットキャッチャー2の肩では、セバスチャンと呼ばれる赤いベストを着た相棒のネズミがいつも鼻をヒクつかせていた。ネズミ恐怖症のブラッドスポートを妙に気に入り、贈り物を捧げるなどキュートで無垢な姿を見せ、クレイジーすぎる描写が続く本作の中でも(ナムナム……キング・シャークと並んで)貴重な癒やしキャラクターとなっていた。

注目してほしいのは、本作のエンドロールでセバスチャンを演じた“役者”の名前のところだ。実はセバスチャン役にはCGではなく本物のネズミが起用されており、ジェームズ・ガン監督本人がTwitterで明かしたところによると、メインで“演じた”のは2匹。その2匹のネズミには、“Jaws”“Crisp Ratt”との名が与えられたという。

クリスプ・ラット(Crisp Ratt)”……。ネズミを意味する“Rat(ラット)”でもじっているのは、もうお気づきの通り、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』スター・ロード/ピーター・クイル役でおなじみ、クリス・プラットだ。映画のエンドロールにもしっかり刻まれているので、気付かなかったという方は、次回の鑑賞時に注目してみてほしい。ジェームズ・ガン監督の、ささやかな『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』愛を感じられるはずだ。

ちなみに、ラットキャッチャー2は当初は死ぬ予定だったものの、ガン監督は彼女を殺すのが惜しすぎて、代わりに生き残る予定だったはずのポルカドットマンと運命を入れ替えたのだという(哀れなポルカドットマン……)。そんなラットキャッチャー2役には世界中から数百人の役者をオーディションし、最終的にネズミと一緒でも落ち着いて過ごすことができたダニエラ・メルシオールが選ばれたということだ。ガン監督のTwitterではメルシールの撮影初日とされる写真が投稿されているが、まさに劇中のラットキャッチャー2さながら、“ジョーズ”や“クリスプ・ラット”と戯れている姿を見ることができる。

『ザ・スーサイド・スクワッド ”極”悪党、集結』は、全国公開中。

Writer

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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