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DC映画『ザ・スーサイド・スクワッド』米国でR指定に ─ 「激しい暴力とゴア表現、セリフが登場するため」

ザ・スーサイド・スクワッド "極"悪党、集結
© 2021 WBEI TM & © DC

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督が放つ、DC映画最新作『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』が米国でR指定を受けたことがわかった。

アメリカ映画協会によると、R指定の要因は「激しい暴力とゴア表現、セリフが全編に登場し、性的言及やドラッグの使用、わずかな裸体表現も含まれるため」。デヴィッド・エアー監督による『スーサイド・スクワッド』(2016)がPG-13指定だったことを鑑みると、過激な表現の大幅なグレードアップが予感される。

近年のDCコミックス原作映画において、R指定を受けたのは『ジョーカー』(2019)『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』(2020)『ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット』(2021)の3作品。なお、本作がDC映画ユニバースに属するのか、『ジョーカー』のようにユニバースの外部に位置づけられる作品なのかは明らかになっていない。

脚本・監督のジェームズ・ガンは、本作を手がけるにあたり、ワーナー・ブラザース/DCコミックスから創作面の干渉を一切受けなかったことを明かしている。作品の最終編集権をガンが持っていたほか、大作映画では普通のこととされる再撮影・追加撮影もまったく行われなかったのだ。とにかく、ガン監督が自分のやりたいことを思う存分やりきった一作になっているはず。さて、日本でのレーティングはどうなることか。

ちなみにリック・フラッグ役のジョエル・キナマンは、以前から本作が「ハードなR指定」になることを予告していた。いわく、「すっごく笑えて、すっごくグロい映画。大人数で観ることで面白くなる場面がたくさんあります。みんなで“うわああああ!”ってね、大笑いしながら観てもらうのが良いと思う」。

『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』では、ハーレイ・クイン(マーゴット・ロビー)、ブラッドスポート(イドリス・エルバ)、キング・シャーク、ポルカドットマン(テヴィッド・ダストマルチャン)、サヴァント(マイケル・ルーカー)、シンカー(ピーター・キャパルディ)、ブラックガード(ピート・デヴィッドソン)ら悪党集団「スーサイド・スクワッド」の面々が、刑期短縮と引き換えに“成功率ほぼ0%”のデス・ミッションに挑む。首には爆弾が埋め込まれており、命令に背けば即死、任務失敗でも即死。彼らは無事に任務を達成し、生きて帰ることができるのか?

映画『ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結』は、2021年8月13日(金)全国公開予定。

Source: FilmRating.com

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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