Menu
(0)

Search

『ザ・スーサイド・スクワッド』スピンオフドラマ製作決定、ジェームズ・ガンが脚本&監督 ─ ジョン・シナ演じる「ピースメーカー」が主人公

ピースメーカー

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのジェームズ・ガン監督による、DC映画『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』のスピンオフドラマ「ピースメーカー(原題:Peacemaker)」が製作されることがわかった。タイトルロールのピースメーカー役を、映画版からジョン・シナが続投する。米HBO Maxのオリジナル作品として配信される。

2021年に米国公開予定の『ザ・スーサイド・スクワッド』で初登場を飾るピースメーカーは、平和を愛し、たとえいかなる犠牲を払おうとも──何人殺そうとも──平和を求めるキャラクター。以前公開された映画のメイキング映像で、ジョン・シナは「軽蔑すべきキャプテン・アメリカ」のような男だと形容していた。スピンオフドラマでは、ピースメーカーのオリジンが描かれることになる。

HBO Maxの発表によると、「ピースメーカー」のジャンルは“アクション・アドベンチャー・コメディ”で、『ザ・スーサイド・スクワッド』の世界を拡大するもの。シーズン1は全8話構成で、映画版監督のジェームズ・ガンが全話の脚本を執筆し、第1話をはじめとする複数のエピソードを監督する。製作総指揮にはガン監督とシナのほか、映画版のプロデューサーであるピーター・サフランが名を連ねた。

「マンダロリアン シーズン3」「アソーカ」解説

ピースメーカー

発表にあたり、ガン監督は本作について「スーパーヒーロー/スーパーヴィラン、そして世界一ウザいヤツの視点から、現在の世界の問題を描く」ものになるとのコメントを発表した。「『ザ・スーサイド・スクワッド』を拡張し、キャラクターを映画の世界からテレビシリーズに連れてこられることを楽しみにしています」。シナも映画版の完成度に早くも太鼓判を押し、ピースメーカーの再演を喜んだ。

「ピースメーカー」の撮影は2021年初頭に開始される予定で、ガン監督は『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー Vol.3(原題)』に先がけて本作を手がける。ただし監督によると、以前から本作は『ザ・スーサイド・スクワッド』と『Vol.3』の合間に製作される計画であり、新型コロナウイルスの影響を受けた自宅待機期間に脚本は執筆されたとのこと。『Vol.3』の製作に大きな影響は生じないものとみられる。

なお、ワーナー・ブラザース/DCコミックス/HBO Maxは、ロバート・パティンソン主演『ザ・バットマン』のスピンオフドラマを製作することも発表済み。映画とドラマを繋げることで、独自のユニバースを拡大していく戦略が見て取れる。

映画『ザ・スーサイド・スクワッド(原題:The Suicide Squad)』は2021年8月6日に米国公開予定。

あわせて読みたい

Source: HBO Max, James Gunn

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly