海外ドラマ、打ち切り多すぎて「完結してから観たい」派が増加

近年頻繁に行われるテレビシリーズの打ち切りが、米国内で視聴習慣に大きな影響を与えているようだ。米Varietyが伝えている。
データ分析会社YouGovの調査によると、次に観るドラマを探す米視聴者にとって重要な決め手となるのは、シリーズが完結済みであること。米国成人の4分の1が「配信オリジナル番組のフィナーレを待ってから観始める」らしく、その主な理由として「物語が未解決のまま打ち切りになる可能性への懸念」(27%)や、「クリフハンガー後に次のシーズンを待ちたくない」(24%)との意見が挙がっている。また、シリーズ完結を待つ派の半数近くは、ビンジウォッチ(一気見)を好む傾向にあるという。
さらに、米国人の46%が観始める前にシリーズの完結を待つことがある、との調査結果も出た。これに同意する回答は18歳~34歳の年齢層に最も多く、25%が「常にある」、34%が「時々ある」と回答している。また、配信オリジナル番組を視聴している米国成人の3分の1(31%)が、2022年2月以降に観始めた番組のうちキャンセルされたのは「1~3本」と見積もっていることも明らかとなった。
同調査は、2022年に数多くの番組が打ち切りになったことを受けて実施されたもの。特にNetflixドラマはファン人気の高い作品でも打ち切る傾向が高く、たびたび問題視されている。同年は、「レジェンド・オブ・トゥモロー」(2016-)「BATWOMAN/バットウーマン」といったDCドラマの打ち切りにもファンは騒然となった。
続きが気になっていた海外ドラマが突然打ち切られたり、観始めようと考えていたドラマが打ち切られたと聞いて鑑賞を辞めた経験、あなたにはあるだろうか?
Source:Variety