ウィレム・デフォー、「すべて上手くいくならグリーンゴブリンを再演したい」と意欲 ─ 「ライミ版もMCU版も一人二役なのがいい」
サム・ライミ版『スパイダーマン』(2002)『スパイダーマン2』(2004)でグリーン・ゴブリン/ノーマン・オズボーン役を演じ、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU版)『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』(2021)では17年ぶりに同役で復帰したウィレム・デフォー。今後も続いていくMCUに、デフォー扮するグリーンゴブリンが再び姿を見せることはあるのだろうか?
米Inverseの取材で、その質問を投げかけられたデフォーは、「すべてが上手くいくなら、もちろんです」と回答。「素晴らしい役ですからね。どちら(ライミ版&MCU版)も、一人二役というのが気に入っています。20年前と最近の作品は全く異なる経験でしたが、どちらも楽しかったですから」と、かなり再演には前向きの様子だ。
ライミ版でデフォーが演じたノーマン・オズボーンは、巨大軍需企業オズコープ社の経営者にして天才科学者。猪突猛進で仕事に打ち込む一方、息子ハリーを大切に想う心優しい父親でもあった。しかしながら、ライバル企業の台頭に脅威を感じたノーマンは開発中の超人血清を自身に投与し、凶悪な別の人格に支配されてしまう。善良なノーマンと悪へ走るゴブリンの二面性が衝突し合い、まさに「ジギルとハイド」を体現したようなキャラクターだった。
対するMCU版でノーマンは、ドクター・ストレンジが唱えた魔術により、ライミ版バースからMCUバースへ襲来。ピーター・パーカー(トム・ホランド)の「ヴィランたちを救いたい」との意に賛同したノーマンは、治療薬の製作に協力を申し出る。ところが、その過程でノーマンは再び自我を失い、ゴブリンの人格に乗っ取られてしまう。ジギルとハイドのように2つの人格を行き来するキャラクターは、演技派のデフォーにとって非常にやりがいがあるものだったようだ。
将来的に、役者としてチャレンジ精神を掻き立てられるグリーンゴブリン/ノーマン・オズボーン役を再演できる機会が、デフォーに訪れることを願いたい。MCUではマルチバースが開いたため、そのチャンスはゼロではなさそうだ。
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Source:Inverse