「アンブレラ・アカデミー」シーズン3、「脚本が本当に素晴らしい」 ─ ナンバーワン役トム・ホッパーが撮影に手応え

Netflixオリジナルシリーズ「アンブレラ・アカデミー」シーズン3の撮影が、コロナ禍の影響を受けながらも進行中だ。米Colliderにて、ナンバーワンことルーサー・ハーグリーブズ役のトム・ホッパーが脚本の完成度に賛辞を送っている。
「アンブレラ・アカデミー」シーズン3の撮影は2021年2月に開始され、新型コロナウイルスの感染対策を講じながら進行中。一日あたりの撮影時間が短くなったため、撮影期間は長期にわたる見込みだ。ホッパーによると「まだ始まったばかりで、先は長い」というが、日々の仕事には手応えを感じているよう。「素材がいいし、仕事ぶりも素晴らしい。毎日すごく楽しいですよ」と話している。
現時点でシーズン3の脚本はすべて完成していないものの、出演者にはある程度のボリュームが手渡されているとのこと。脚本の執筆については、コロナ禍による撮影開始の遅延もプラスに働いているとみられる。
「(コロナ禍の)少しだけ作業時間が増えたのだと思います。脚本のチームにとっては、どちらかというと良いスタートだったんじゃないでしょうか。しっかりと準備し直すことができただけで、とても特別なものになっていますよ。シーズン3の脚本は本当に素晴らしくて、演じるのが本当に面白い。参加できて光栄に思います。」
またホッパーは、「アンブレラ・アカデミー」チームの居心地の良さも大きな魅力だと強調。シリーズを手がけてきたスタッフとともに全力で創作に挑めること、お互いと役柄について熟知したキャストとの共演を楽しんでいるようだ。ホッパーいわく、その関係性は「家族としては最高の状態だし、良いスポーツチームのようでもある。流れをつかんで連勝しているチームみたいな感じ」。
ちなみにホッパーは、『バイオハザード』のリブート版映画『Resident Evil: Welcome to Raccoon City(原題)』にアルバート・ウェスカー役で出演。本来ならば「アンブレラ・アカデミー」と『バイオハザード』の撮影時期は被っていたが、コロナ禍の影響で「アンブレラ・アカデミー」に遅延が生じたため、どちらの作品にも無事出演できたのだとか。
「アンブレラ・アカデミー」は、日本でも人気のバンド、マイ・ケミカル・ロマンス(My Chemical Romance)のフロントマンであるジェラルド・ウェイが原作コミックを手がけたシリーズ。突然に生まれた赤ん坊7人は、大富豪であるハーグリーブズ家に引き取られ、スーパーヒーローとして育てられた。しかし家族は機能不全に陥り解散。育ての父が謎の死を遂げたあと、成長した7人は再結集し、“スーパー機能不全家族”として謎の解明に挑む。
Netflixオリジナルシリーズ「アンブレラ・アカデミー」シーズン1・2は独占配信中。
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Source: Collider