トム・ホランド主演『アンチャーテッド』新監督、『ヴェノム』『ゾンビランド』ルーベン・フライシャーの就任が有力に

米ソニー・ピクチャーズ製作、『スパイダーマン』トム・ホランド主演で人気アドベンチャーゲームを実写映画化する『アンチャーテッド(原題:Uncharted)』の新監督として、『ゾンビランド』シリーズや『ヴェノム』(2018)のルーベン・フライシャーが就任する可能性が高まっている。米Deadline、Varietyなどが報じた。
映画版『アンチャーテッド』は2008年に企画が始動したのち、『特攻野郎Aチーム THE MOVIE』(2010)のジョー・カーナハン、『ナイト ミュージアム』シリーズのショーン・レヴィ、『10 クローバーフィールド・レーン』(2016)のダン・トラクテンバーグ監督らが参加しては降板してきた。2019年秋には『バンブルビー』(2018)のトラヴィス・ナイト監督が就任するも、ソニーが『スパイダーマン』最新作を2020年夏に撮影するため、本作の撮影が延期される可能性が浮上。スケジュールの問題により、ナイトは企画を離脱している。
報道によると、ソニーは『アンチャーテッド』新監督の検討を続けており、現時点でルーベン・フライシャー監督が最有力候補になっているとのこと。まだ契約交渉などは行われていないというが、フライシャー本人が望めば、そのまま監督に就任することになると伝えられている。フライシャーは『ゾンビランド』シリーズと『ヴェノム』でソニーとのタッグを経験しており、スタジオからの信頼も厚いということだろう。
なお『アンチャーテッド』の撮影時期については、『スパイダーマン』第3作(タイトル未定)の撮影後にずれ込むとの報道もある一方、Deadlineによると、ソニーは『スパイダーマン』よりも本作を撮影したい構えだという。実際のスケジュールは監督や主要キャストの正式決定後に確定するとみられるため、今後の情報に注目しよう。
映画版『アンチャーテッド』はゲームの主人公ネイサン・ドレイクの若き日を描く前日譚で、トム・ホランドが主演を務めるほか、ネイサンの師匠であり相棒のビクター・“サリー”・サリバン役を『トランスフォーマー』『テッド』シリーズのマーク・ウォールバーグが演じる。脚本は『トランスフォーマー:最後の騎士王』(2017)『メン・イン・ブラック:インターナショナル』(2019)のアート・マーカム&マット・ホロウェイ、「エージェント・オブ・シールド」(2013-)レイフ・ジャドキンスが執筆した。