ロバート・ダウニー・Jr.主演、ヒッチコック『めまい』リメイク企画が脚本執筆中 ─ 「頭がいっぱいです」と脚本家

アルフレッド・ヒッチコックの傑作サイコ・スリラー『めまい』(1958)を、ロバート・ダウニー・Jr.主演でリメイクする企画が現在も進行中であることがわかった。2023年3月の第一報から2年が経過した今も、脚本の執筆作業が進められているという。
脚本家としての起用が伝えられていた「ピーキー・ブラインダーズ」(2013-2019)のスティーヴン・ナイトは、米The Directの取材にて、「(『めまい』のリメイク企画は)こうして話をしている間も、頭の中にずっとあるものです。脚本を書いていた1時間前の記憶が蘇ってくる」と語った。どうやら、かなり積極的に脚本開発が行われているようだ。
「おもしろいですよ。史上最高の映画だと考えられている映画を脚色するためには、自分がバカになるしかない。だから僕はバカになっているんですが、こういうものは好きですね。変な感じだけれども、とにかくやってみる、挑戦してみる。あのプロットをバラバラにするのは、第二次世界大戦当時の時限爆弾を抑え込むようなものだから大変ですよ。とても複雑です。起きている時間は(『めまい』で)頭がいっぱいですね。」
オリジナル版の『めまい』は、容疑者の追跡中に同僚を転落死させてしまったトラウマから、高所恐怖症による“めまい”に苛まれる刑事ジョン・“スコティ”・ファーガソンが主人公。依頼を受けて旧友の妻マデリンを調査するが、マデリンは奇妙な行動の末に投身自殺を図る。スコティがマデリンを助けたことから、2人は恋に落ち……。予測不能なプロットと、映画史に残る撮影技法が評価され、「ヒッチコック最高傑作」との呼び声も高い。
2023年の第一報によると、オリジナル版でジェームズ・ステュアートが演じた主人公スコティ役をロバート・ダウニー・Jr.が演じ、自身の製作会社チーム・ダウニーを通じてプロデューサーも兼任する予定。製作・配給はパラマウント・ピクチャーズが担当すると伝えられていた。
長年にわたりマーベル・シネマティック・ユニバースに参加したダウニー・Jr.は、クリストファー・ノーラン監督『オッペンハイマー』(2023)でアカデミー賞の助演男優賞など数々の映画賞を受賞。現在は『アベンジャーズ:ドゥームズデイ(原題)』『アベンジャーズ:シークレット・ウォーズ(原題)』に参加しているため、『めまい』はそれ以降の本格始動となりそうだ。成功すれば再び映画賞を席巻する可能性もあるだけに、監督・共演者などの続報にも注目したい。
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Source: The Direct