ビルの15階にたどり着くまで、各フロアの刺客を全員倒せ ─ 『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』第2班監督、アメコミ映画に就任交渉中

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』(2019)で第2班監督(セカンド・ユニット・ディレクター)を務めたヴィクトリア・マホーニーが、同名のコミック(グラフィック・ノベル)を原作としたアクション映画『Kill Them All(原題)』の監督として交渉中であることがわかった。米The Hollywood Reporterが報じている。
コミック『Kill Them All』は、アメリカで最も権威のある漫画賞の1つアイズナー賞にノミネートされたクリエイター、カイル・スタークスによって出版された。元々は、クラウドファンディング企画としてスタートしており、後に米Oni pressによって出版権が獲得されている。
物語の舞台はフロリダ州マイアミ。復讐に駆られる裏切られた殺人者の女と大酒飲みで元警官の男が、犯罪組織のボスを倒すという目的を果たすまでの物語が描かれる。2人は、ボスがいる高層ビルの15階にたどり着くまでに、各フロアに現れる刺客やギャングのボス、会社員や元カレたちを片っ端から殺しにかかっていく。1990年代のアクション映画へのラブレターと表現される作品だ。
本企画は、パラマウント・ピクチャーズにて進行している。プロデューサーを務めるのは、『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』(2011)『ミュータント・タートルズ』(2014)などで知られるアンドレ・ネメックとジョシュ・アッペルバウム。脚本には、『ヴァイキングダム』(2013)のジェームス・コインが就任している。
主にインディーズ映画や「アメリカン・クライム」(2015-2017)「POWER/パワー」(2014-2020)など、ドラマ作品の監督を務めてきたマホーニーは、『スカイウォーカーの夜明け』の第2班監督に大抜擢された。『スター・ウォーズ』シリーズでこの役割を務めた女性ないしは有色人種のフィルムメーカーは、マホーニーが初だという。直近では、『スター・ウォーズ』新3部作のJ・J・エイブラムス、『ゲット・アウト』(2017)のジョーダン・ピールが製作総指揮を務める、米HBOドラマ「ラブクラフト・カントリー(原題:Lovecraft Country)」のエピソード監督に就任しており、更なる活躍を見せている。
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Source: The Hollywood Reporter