ヴィジョン単独ドラマ、「本当に特別な」作品に ─ 初参加の脚本家、マーベルとの仕事は「素晴らしい」

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)にて2026年の配信を目指して企画されている、ヴィジョンの単独ドラマシリーズ(タイトル未定)は「本当に特別な」作品になる──。ショーランナーのテリー・マタラスが、ポッドキャスト「The Sackhoff Show」にて語った。
本作は「ワンダヴィジョン」(2021)のスピンオフとして製作されるもので、同作で姿を消したホワイトヴィジョンが、自らの記憶と人間らしさを取り戻す物語になるとみられる。タイトルは「ヴィジョン・クエスト(Vision Quest)」とも報じられていたが、現在のタイトルは不明。「スタートレック:ピカード」(2020-2023)での仕事を評価されたマタラスは、本作に「非常に具体的なあらすじがあった」と語っている。
「つまり、“これをやって、これをやって、こうなる”と。しかし、それを描く方法は山ほどあるわけです。“それならこっちもやりたいな”と思えるくらい。それはとても協力的な経験で、素晴らしいものです。史上最大の成功を収めたスタジオとの仕事かどうかにかかわらず、非常にクリエイティブで、自分たちは本当に特別な作品を作っているのだと思いました。」
マタラスが現時点で言えることはほとんどないようだが、物語はやはり「ワンダヴィジョン」以降のヴィジョンを描くものになるという。マーベルによって「タイムラインはしっかりと管理されている」が、マタラスは創作上の挑戦にも取り組んでいる模様。「“君がやりたいのなら、そのクレイジーなことをやってみて”と言われると怖くもあります。なにしろ、とんでもなく大きな舞台だから」。
「スター・トレック」を経てMCUに参加するマタラスは、「カノン(正史)のなかで物語を描くことにはさまざまな方法がある」という。「カノンを壊すのではなく、よりよくしたり、新たに作ったり、軌道修正したりする機会。たいていは、より興味深い物語を語るチャンスです」と語った。「『スター・トレック』やマーベルで難しいのは、たくさんの作品があるので、素晴らしい物語を作ろうとしたら、知らないところですでに描かれていたり、同時に計画されていたりすることです」。
本作にはヴィジョン役にポール・ベタニーが復帰するほか、『アベンジャーズ:エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)よりウルトロン役のジェームズ・スペイダー、『アイアンマン』(2008)よりラザ役のファラン・タヒールが再登場する。そのほか、「スター・トレック:ピカード」でリアム・ショウ艦長役を演じたトッド・スタシュウィックも出演予定だ。
ヴィジョンの単独ドラマ(タイトル未定)は2026年にディズニープラスで配信予定。
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Source: The Sackhoff Show