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「ワンダヴィジョン」始動は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』公開前、マーベル社長が振り返る

ワンダヴィジョン
© 2020 Disney and its related entities

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)フェーズ4の先陣を切る作品「ワンダヴィジョン」は、米ディズニー独自のストリーミング・サービス「ディズニープラス(Disney+)」で初めて配信されるMCU作品ということもあり、色々な意味で“初”の冠が付けられた1作だ。そんな話題の本シリーズ、同じくMCU作品『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)の公開よりも前から企画が動いていたのだという。

本作の企画の出発地点について語るのは、MCU全体を統括するマーベル・スタジオ社長のケヴィン・ファイギ。MCUフェーズ4開幕を前に、米ScreenRantのインタビューに登場したファイギは、ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチ役のエリザベス・オルセンとヴィジョン役のポール・ベタニーと行った最初の打ち合わせについて「あれからもう3年くらい経ちます」と振り返る。「『インフィニティ・ウォー』のジャンケットの時ですね」。

『インフィニティ・ウォー』のジャンケット(プロモーション活動)というと、少なくとも同作が公開された2018年4月以前のことだろう。いまではディズニー作品の主軸を担っているディズニープラスのサービス開始から1年半以上も前のことだ。ファイギいわく、この時期にディズニーの会長兼CEOのボブ・アイガー氏が企画を持ちかけてきたという。

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「ボブ・アイガーが私たちの元に来て、ストリーミング・サービスに取り組んでいる旨を伝えてくださったんです。それで、その為の企画を始めてほしいということを頼まれました。これが最初のアイデアの1つです。」

「ワンダヴィジョン」の企画が初めて公式に伝えられたのは、ディズニープラス詳細情報の発表と同時期の2019年4月。「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」など他のMCUフェーズ4作品と共に発表となった。これまで『アベンジャーズ』シリーズで登場してきたワンダとヴィジョン初の単独作品となる本作の意義を、ファイギは改めて語ってもいる。

「ワンダとヴィジョンには伝えるべき物語がたくさんありましたし、(2人の)関係性について核心に触れるようなことは出来ていませんでした。そして、ポールとエリザベスが本当に素晴らしいので、彼らが(物語を)届けられるということは分かりきっていました。彼らがこの世界に何をもたらしてくれるのかを見てみたかったんです。」

およそ3年の月日を経て遂に配信が開始される本作には、シットコム形式やモノクロの映像など、これまでのMCU作品とは一線を画した多くの仕掛けが用意されている。ファイギ社長は以前、幼い頃から親しんできたシットコムへの敬意の念が本作には込められていることも明かしていたから、自身にとっても特別な作品となっているはずだ。

出演者はエリザベス・オルセン&ポール・ベタニーの他、『マイティ・ソー』シリーズのダーシー・ルイス役でカット・デニングス、『アントマン&ワスプ』(2018)のFBI捜査官ジミー・ウー役でランドール・パークが再登場。『キャプテン・マーベル』(2019)のモニカ・ランボー役を『ビール・ストリートの恋人たち』(2018)のテヨナ・パリス、隣人のオウンティ・アグネス役を『ヴィジット』(2015)のキャスリン・ハーンが演じる。

ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ『ワンダヴィジョン』2021年1月15日(金)日米同時配信。

Source: ScreenRant

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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