マーベルドラマ「ワンダヴィジョン」いまだ撮影中、2020年末の配信を控えて

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」の撮影がいまだ継続されていることがわかった。
「ワンダヴィジョン」をはじめ、MCU作品でスカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフを演じているエリザベス・オルセンは、2020年10月25日(現地時間)にニュージーランドのコンベンションイベント「Armageddon Expo」のオンライン版に登場する予定だった。しかし、直前の23日にエリザベスの出演が急遽キャンセルとなっている。理由は「『ワンダヴィジョン』の撮影でスケジュールが変更となったため」と説明された。
Unfortunately due to last-minute scheduling changes for WandaVision filming, Elizabeth Olsen won’t be appearing at #AUCKGEDDON this year.
HOWEVER we have lined up another amazing celebrity guest to do a virtual panel, so keep your eyes peeled for an announcement this morning!
— ArmageddonExpo (@Armageddonexpo) October 22, 2020
「ワンダヴィジョン」は2020年末にDisney+(ディズニープラス)で日米同時配信と発表されているため、長く見積もっても配信開始までは約2ヶ月しか残されていない。いまだ撮影が完全に終了していないことは、コロナ禍が本作に少なからぬ影響を与えたことを如実に示しているだろう。もともと「ワンダヴィジョン」の本撮影は、ハリウッドが一時停止する直前の2020年3月上旬に終了していた。その後、7月には再撮影のためヴィジョン役のポール・ベタニーが呼び戻されていたが、その後3ヶ月が経過してもなお撮影は続けられているのだ(もちろん、コロナ禍によるスケジュールの遅延以外の理由で再撮影が行われている可能性もある)。
今後、ディズニー/マーベル・スタジオは「ワンダヴィジョン」の撮影を完了しだい、ポストプロダクション(撮影後作業)をさらに進行させ、プロモーションを実施することになる。想像するだけで非常にタイトなスケジュールになりそうだ。
出演者はエリザベス・オルセン&ポール・ベタニーのほか、『マイティ・ソー』シリーズのダーシー・ルイス役を演じたカット・デニングス、『アントマン&ワスプ』(2018)のFBI捜査官ジミー・ウー役を演じたランドール・パーク。さらに『キャプテン・マーベル』(2019)のモニカ・ランボー役を『ビール・ストリートの恋人たち』(2018)のテヨナ・パリス、“おせっかいな隣人”役を『ヴィジット』(2015)のキャスリン・ハーンが演じる。脚本・製作総指揮は『キャプテン・マーベル』(2019)のジャック・スカエファー、監督は「ゲーム・オブ・スローンズ」「ザ・ボーイズ」などのマット・シャクマンが務めた。
ドラマ「ワンダヴィジョン」は2020年末、Disney+(ディズニープラス)にて日米同時配信予定。