「ワンダヴィジョン」全10話構想案があった ─「リズムを良くするために一部を削除した」と監督

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)によるドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」は、シットコムという形式が取られていたり、謎多き登場人物や物語だったりと、見どころにあふれた作品だった。そんな本作は、役者陣による見事な演技、秀逸な脚本と演出で視聴者を惹きつけて離さず、第9話をもって有終の美を飾ったが、どうやら第10話構成という幻の案も存在していたことが判明した。
この度、YouTube番組にて監督のマット・シャックマンが、「物事は絶えず変化していて、再構築することにもなった」と制作過程で本作の中身が何度も変更されたことを明かしている。そんな中で、「10話構成として計画していた時期もあった」のだという。
ところがその構想は、シリーズとしてのリズムを重視して、内容を一部を削ることになったようだ。削除された部分に関しては明かされていないが、シリーズのキーパーソンであるアグネスだったり、ジミー・ウーやダーシー・ ルイスについてもっと掘り下げられていたかもしれない。
またシャックマン監督は、コロナ禍による撮影中断などを受けて、さらなるアイデアが浮かび上がり、それに伴い物語に変更を加えたことも明かしている。「物語は変化していきましたよ。それこそフィナーレは、現実世界で起きていることを基に変わりましたね」。時の流れと共に様々な試行錯誤が重ねられた結果、こうした世界中で一大旋風を巻き起こすような名作が出来上がったっというわけだ。
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Source: FatMan Beyond , ScreenRant