「ワンダヴィジョン」衝撃のハロウィン回を総復習、いよいよ物語は終盤戦へ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」の第7話が、いよいよ2021年2月19日(金)に配信開始となる。エピソードごとに衝撃が待つ「ワンダヴィジョン」だが、第6話「ハロウィーンの不気味な夜に」も怒涛の展開となった。一挙到着した場面写真とともに振り返ってみよう。
この記事には、「ワンダヴィジョン」第6話『ハロウィーンの不気味な夜に』のネタバレが含まれています。必ず鑑賞後にお読みください。

『X-MEN』シリーズのピーター・マキシモフ役を演じるエヴァン・ピーターズが、ワンダの兄・ピエトロとして登場した第5話に続き、第6話はワンダとヴィジョン、双子の子供たち、さらにピエトロが仲良くハロウィーンの準備をするところからスタート。ウエストビューの町は、みなが仮装に身を包み、お祭りのような雰囲気でにぎわっていた。
ワンダはコミックの“スカーレット・ウィッチ”でおなじみの衣装を身に着け、ヴィジョンやピエトロ/クイックシルバーもコミック版のコスチュームで登場。双子のひとり、ビリーはコミックの“ウィッカン”というヒーローの衣装を身に着けており、これまた何気ないハロウィーンのコスチュームながら、今後の展開を示唆しているようにも感じられる。
しかし物語は急転し、お祭りムードの裏側で、ウエストビューに隠された真実が少しずつ明かされる。ワンダが町を操っているのではないかと疑ったヴィジョンは町の”外側“へ向かおうとし、そこでまったく動かない人々に出会い、隣人アグネスからは「あなたは死んでいる」と語りかけられるのだった。かたや、ピエトロはワンダに「一体どうやってる?」と一言。なぜ彼は現れたのか、何を知っているのか。すべての黒幕はワンダなのか、それとも……。
第6話語のラストでは、ウエストビューを抜け出し、ついに現実世界に足を踏み入れたヴィジョンが命の危険にさらされてしまう。愛するヴィジョンを救いたい一心でワンダの力は暴走し、その強大なパワーはウエストビューの外の世界をも飲み込み始めるのだった。
このエピソードについて、ワンダ役のエリザベス・オルセンは「スカーレット・ウィッチの70年代のコミックの衣装を着るのはすごく楽しかった」と振り返っている。「『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)のジョス・ウェドン監督には、“コミックに出てくるスカーレット・ウィッチの衣装を着ることはないからね”と言われていたんですが、こうして着ることになったから」。
一方、マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は「ワンダほど痛みやトラウマを経験したキャラクターはいない」と強調する。「彼女はMCU史上最も強いパワーを秘めたヒーローだ」。悲しい過去を抱えるワンダ、真実を追求しようとするヴィジョン。シットコムとして始まった物語は、いくつもの謎をはらみながら予想の斜め上を行く展開で観る者を翻弄。シリーズも残すところあと3話、第7話ではいったい何が起こるのか?