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「ワンダヴィジョン」の企画に影響、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』のシーンとは

アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー
DISNEY/MARVEL/PLANET PHOTOS 写真:ゼータイメージ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初のドラマシリーズワンダヴィジョンの企画開発には、アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー(2018)の影響が大きく関わっていたという。米SFX Magazineにて、脚本のジャック・シェイファーが執筆の裏側を語っている。

もともと「ワンダヴィジョン」の企画はマーベル・スタジオ側が主導していたもの。スカーレット・ウィッチ/ワンダ・マキシモフとヴィジョンの物語を描くことが一番初めに決まっており、『キャプテン・マーベル』(2019)のモニカ・ランボーが成長して登場すること、『マイティ・ソー』(2011)のダーシー・ルイスや『アントマン&ワスプ』(2018)のジミー・ウー捜査官が再登場することは後から決定したという。その後、脚本家候補として呼び出されたのがシェイファーだった。

「(『ワンダヴィジョン』が)どういう核の物語なのか、ずいぶん早くに聞かされましたよ。それで、どうやってワンダの単独シリーズを作るんだって思ったんです。それからアイデアを提案してほしいと言われて。マーベルへの提案の仕方や、アイデアや物語の考え方、伝え方には慣れていたので、そういうノウハウをすべて使って『ワンダヴィジョン』を提案しました。そして、幸運にも勝ち取れたんです。」

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こう語るのも当然のことで、シェイファーはもともと『ブラック・ウィドウ』の脚本を執筆し、その後『キャプテン・マーベル』のリライトにも参加していたのだ。その後、コミックやスタジオ側のアイデアと希望を織り交ぜながら、シェイファーは「ワンダヴィジョン」を形づくった。その過程で特に大きなカギを握ったのが、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』だったのである。

「ごく平凡な、ちょっとしたキャラクターのシーンが本当に良かったんです。『インフィニティ・ウォー』には、(ワンダとヴィジョンが)スーパーヒーローとしての生活を少しお預けにして、スコットランドで暮らしているシーンがあって、そこがすごく感情移入しやすいなと思ったんです。つまり、“姿を隠して生活しよう、どうなるんだろう”というアイデアですよね。

『ブラック・ウィドウ』を提案した時も、彼女の実生活はどんなものなんだろうと考えたんです。彼女はスーパーヒーローであり、すさまじい暗殺者だけれど、その奥底には何があるのか。『ワンダヴィジョン』でも、それが最も豊かで、かつ最も面白い部分のひとつになっています。非常に家庭的な環境にいる二人を見ることができる。そういう魅力的な部分をMCUから持ってきて、より広げて描くことができる。それがとてもありがたかったし、楽しかったですね。」

ちなみにシェイファーによると、本作でワンダとヴィジョンに起こること、二人のラブストーリーは、最初に提案したアイデアと非常に近いものになっているとか。コミックや映画、さまざまなアイデアが織り交ざっている本作がどんな展開を見せるのか、いよいよ間近に迫りつつある配信を楽しみに待とう。

ディズニープラス オリジナルドラマシリーズ「ワンダヴィジョン」は2021年1月15日(金)日米同時配信

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Source: SFX Magazine 2021 January

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。外部寄稿に『TENET テネット』『ジョーカー』『シャザム!』『ポラロイド』劇場用プログラム寄稿など。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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