Menu
(0)

Search

「ワンダヴィジョン」第7話、「モダン・ファミリー」へのオマージュ登場 ─ 出演者が「言葉にしがたい」喜びを報告

ワンダヴィジョン
『ワンダヴィジョン』 ディズニープラスで配信中 (c) 2021 Marvel

1950年代に始まる往年のシットコム作品へのオマージュを捧げてきたマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)ドラマ「ワンダヴィジョン」。第7話では、時代が2000年代へと突入し、視聴者に馴染みのある作品のいち場面を彷彿とさせるシーンが登場した。

その作品の1つが、このエピソードのタイトルに含まれる「第4の壁」を破る演出を多用したテレビドラマ「モダン・ファミリー」(2009-2020)。同作でクレア・ダンフィー役を演じたジュリー・ボーウェンが、第7話の演出に反応を見せている

この記事には、「ワンダヴィジョン」第7話のネタバレが含まれています。必ず本編を鑑賞した上でご覧ください。

「ワンダヴィジョン」第7話のタイトルは「第4の壁を破って」。その言葉どおり、ワンダやヴィジョンらキャラクターたちが、カメラに視線を向け、まるで視聴者に語りかけているようなドキュメンタリー風の演出がそこかしこにみられる。

アメコミファンにとっては、ライアン・レイノルズ主演『デッドプール』シリーズでこの“第4の壁”が用いられたことが記憶に新しいかもしれない。キャラクターたちの日常が切り取られるシットコム作品においては、スティーブ・カレル主演の「The Office(原題)」(2005-2013)や「モダン・ファミリー」が第4の壁を用いた代表作として知られている。

この2作については、マーベル・スタジオ社長ケヴィン・ファイギが「ワンダヴィジョン」への影響を与えたシットコム作品として挙げていた。実際に第7話では、「モダン・ファミリー」のダンフィー家を支える母親クレアを彷彿とさせるシーンが登場。ヘックスでの世界をコントロールしたり、成長していく子どもたちの育児に奮闘したりと、生活に疲労気味のワンダがリビングのソファに腰を下ろし、カメラに向かって本音をもらす姿は、「モダン・ファミリー」でのクレアと重なる。

「モダン・ファミリー」でクレアを演じたボーウェンも、第7話配信後に反応を見せている。同作完結シーズンの撮影終了から1年がちょうど経過したという2020年2月20日(現地時間)にInstagramを更新。完結から1年も経たない内に「ワンダヴィジョン」からオマージュが捧げられたことに喜びを伝えているようだ。

View this post on Instagram

A post shared by Julie Bowen (@itsjuliebowen)

「『モダン・ファミリー』の撮影が終わってから、今日でちょうど1年。そして今夜、私たちは『ワンダヴィジョン』の一部となっていました。作品では『アイ・ラブ・ルーシー』、『奥さまは魔女』、『ゆかいなブレディー家』、その他の作品へのオマージュが捧げられてきました。素晴らしいほどに革新的なマーベル作品を通して自分たちの作品を“古典”として見るのは筆舌に尽くしがたい思いです。(安心して下さい。私と一緒に働いた人ならみんな言葉にしがたいはず。)『ワンダヴィジョン』“第4の壁を破って”でのファブリックソファ…なんということでしょう。ほろ苦い記念日を祝うのになんて素敵な方法なんでしょう。」

ボーウェンがコメントに含めた作品は、各時代を代表するシットコムの数々。いわば、その2000年代を代表する作品として「モダン・ファミリー」が取り上げられてことに“言葉にしがたい”喜びを感じているのだろう。

2000年代を通り過ぎた「ワンダヴィジョン」は、残り2話(8&9話)。エピソードを重ねるにつれて、そのシットコム形式の在り方も変化してきたが、完結が刻一刻と迫る中、どのような路線を進んでいくのだろうか。

Writer

アバター画像
SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly