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「ワンダヴィジョン」まもなく新たな動き、ポール・ベタニーが予告 ─ 「リスキーかつ新しい作品」、ケヴィン・ファイギは「どうかしてる」

Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/48469187077/ Remixed by THE RIVER

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ、ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチとヴィジョンの単独作「ワンダヴィジョン(原題:Wandavision)」について、まもなく“何か”が起こるようだ。ヴィジョン役のポール・ベタニーが語った。

2019年秋から撮影が始まった「ワンダヴィジョン」は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)後の世界を舞台に、「理想的な郊外生活を送っていたはずのワンダとヴィジョンが、次第に違和感に気づいていく」物語。昔ながらのシットコムとマーベル流のアクション映画が融合するという、まぎれもなくMCUでも異色の作品になる。

Colliderの取材にて、ベタニーは「ケヴィン・ファイギ(マーベル・スタジオ社長)は本当にすごい。彼の度胸もすごいですよ」と語った。

今回、彼(ファイギ)が下した決断は本当にどうかしてるし、はっきり言って、すごくリスキーですよ。すごく新しいし、今までのどんな作品とも違う。リジー(エリザベス・オルセン)の代わりに言いますけど――彼女は気にしないだろうから――、この作品を作ることは、僕たちのキャリアのハイライトのひとつです。どんな作品になるのかは分からないけれど、作っていてものすごく楽しいですよ。今までで一番幸せな現場です。」

過去にもベタニーは本作の脚本を絶賛していたが、今回も「とにかく脚本が素晴らしい。脚本家のジャック・スカエファーは実に見事です」と絶賛。25年以上のキャリアを持つベタニーにここまで言わしめるとは、いったい「ワンダヴィジョン」はどんな仕上がりになっているのか。その一端は、もうすぐお披露目となりそうだ。「どんな見た目で、どんな感じの作品なのか、そこまで長くはお待たせしませんよ。これ以上は言えませんが、もうすぐ何かが起こります」

そう言われて思い当たるのは、大手スタジオが話題作の新映像などをお披露目することでも知られる、米国最大のスポーツイベント「スーパーボウル」だろう。2020年の開催が2月2日(米国時間)に迫る今、インタビュアーから「それ、スーパーボウルに関係ありますか?」と聞かれたベタニーは「答えようがないでしょう…」と困り顔である。

ちなみに「ワンダヴィジョン」は、MCUの今後を占う上で絶対に見逃せない重要作。物語は『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題)』(2021年米公開)に直結し、エリザベス・オルセン演じるワンダ・マキシモフは、いよいよ“スカーレット・ウィッチ”としての変化を遂げるという。そして、ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチの存在が、今後のMCU全体にまで影響を及ぼすというのだ。

ドラマ「ワンダヴィジョン(原題:WandaVision)」はDisney+にて2020年米国配信予定

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Source: Collider

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。