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マーベルドラマ「ワンダヴィジョン」米配信、2020年内に繰り上げへ ─ 「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」と連続して登場

ワンダヴィジョン wandavision

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)のドラマシリーズ、ワンダ・マキシモフ/スカーレット・ウィッチとヴィジョンの単独作「ワンダヴィジョン(原題:Wandavision)」が、ディズニーの映像配信サービス「Disney+」にて2020年内に米国配信開始となることがわかった。当初、本作は2021年春に配信開始予定だったため、少なくとも数ヶ月の繰り上げが行われたことになる。

米ウォルト・ディズニー・カンパニーは、新年を迎えて、Disney+の2020年米国配信作品を告知する映像を公開。そこには、かねてより2020年秋に配信予定だった「ファルコン&ウィンター・ソルジャー(原題:The Falcon and the Winter Soldier)」に続いて、「ワンダヴィジョン」のコンセプトアートも収められていたのである。

「ワンダヴィジョン」は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)を経て、「理想的な郊外生活を送っていたはずのワンダとヴィジョンが、次第に違和感に気づいていく」物語。昔ながらのシットコムとマーベル流のアクション映画が融合したテイストになるといい、ヴィジョン役のポール・ベタニーは「マーベル史上もっとも奇妙な試み」と述べつつ脚本を絶賛している。

MCU作品としてのポイントは、本作が2021年5月に米国公開となる『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス(原題)』に直結した物語になることと、『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)で本格登場したワンダが、ついに“スカーレット・ウィッチ”に変化するらしいこと。スカーレット・ウィッチの存在は、今後のMCU全体にまで影響を及ぼすことになるという。

なお「ワンダヴィジョン」は、米国配信が繰り上がるにあたり、2021年2月米公開『シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス(原題)』と順序が入れ替わる見込み。Disney+としては、『スター・ウォーズ』初の実写ドラマ「マンダロリアン」シーズン2、「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」に続いて目玉作品が2020年秋に集中する予定だ。その一方でMCUとしては、もともと2021年に映画・テレビ7作品が予定されていたため、1作が2020年に繰り上がって密度に余裕が生まれたといえる。それでも、年に6作という怒涛のペースには変わりないのだけれども…。

本作には主人公ふたりのほか、『マイティ・ソー』シリーズのダーシー・ルイス(カット・デニングス)、『アントマン&ワスプ』(2018)のFBI捜査官ジミー・ウー(ランドール・パーク)が登場。『ビール・ストリートの恋人たち』(2018)のテヨナ・パリスが『キャプテン・マーベル』(2019)のモニカ・ランボーを演じるほか、『ヴィジット』(2015)キャスリン・ハーンが“おせっかいな隣人”役で出演する。脚本・製作総指揮は『キャプテン・マーベル』(2019)のジャック・スカエファー、監督は「ゲーム・オブ・スローンズ」「ザ・ボーイズ」などのマット・シャクマンが務める。

ドラマ「ワンダヴィジョン(原題:WandaVision)」はDisney+にて2020年米国配信予定。撮影は2019年秋より開始されている。

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Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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