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「ヤング・スーパーマン」トム・ウェリング、クラーク・ケント役に復帰 ─ DCクロスオーバー「クライシス・オン・インフィニット・アース」で

トム・ウェリング
Photo by vagueonthehow https://www.flickr.com/photos/vagueonthehow/4851435013/ Remixed by THE RIVER

スーパーマンの少年期~青年期を描いた前日譚ドラマ「ヤング・スーパーマン」(2001-2011)で主演を務めたトム・ウェリングが、DCドラマの大型クロスオーバー企画「クライシス・オン・インフィニット・アース(原題:Crisis on Infinite Earths)」でクラーク・ケント/スーパーマン役に復帰することがわかった。米Deadlineなどが報じている。

同名コミック(邦訳版・ヴィレッジブックス刊)を原案とする「クライシス・オン・インフィニット・アース」は、「ARROW/アロー」(2012-)「THE FLASH/フラッシュ」(2014-)「SUPERGIRL/スーパーガール」(2015-)「レジェンド・オブ・トゥモロー」(2016-)、2019年10月より米国放送の「バットウーマン(原題:Batwoman)」のアローバース5作品がクロスオーバーする大型イベントだ。

「クライシス・オン・インフィニット・アース」には、すでに2人のスーパーマンが登場することが決定済み。ひとりはアローバース版のクラーク・ケント/スーパーマン役を演じているタイラー・ホークリン、もうひとりは『スーパーマン リターンズ』(2006)のブランドン・ラウスだ。プロデューサー陣はタイラー、ブランドン、トムの共演を早くから望んでいたというが、トムはスーパーマン役の再演に消極的だったとされており、すでにDCドラマに出演している2人より起用は難しかったとみられる。

複数のタイムラインからスーパーマンが集う本作では、トム演じる「ヤング・スーパーマン」のクラーク・ケントが、その後およそ10年間どうしていたのかが明かされるとのこと。エグゼクティブ・プロデューサーのマーク・グッゲンハイム氏は、トムの起用についてこのように語っている。

「過去8年間、『ARROW/アロー』は『ヤング・スーパーマン』を手本にしてきました。簡単に言えば、『ヤング・スーパーマン』なくして『ARROW/アロー』はなかったし、アローバースもなかったということです。ですから、『クライシス・オン~』について初めて話し合った時から、トムにクラーク・ケントを再び演じてもらうことの優先順位はすごく高かった。控えめに言ってスーパーマン級のものになるでしょう、非常に楽しみです。」

本作ではブランドン&タイラーはスーパーマンのスーツを着用して登場することが判明しているが、トム演じるクラーク・ケントがスーパーマンとなるのか、それともクラーク・ケント自身の姿のみで登場するのかは不明。そちらは本編を観てのお楽しみというわけだ。

なお「クライシス・オン・インフィニット・アース」では、DCアニメで長年ブルース・ウェイン/バットマンの声優を務めてきたケヴィン・コンロイが初めて実写作品でブルースを演じるほか、「ブラックライトニング」(2018-)より主人公ジェファーソン・ピアース/ブラックライトニング役のクレス・ウィリアムズ、ロイス・レーン役のビッツィー・トゥロック、レックス・ルーサー役のジョン・クライヤーも出演する。

ドラマ「クライシス・オン・インフィニット・アース」は全5話構成で、2019年12月に前半3話が、2020年1月に後半2話が米国にて放送予定

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Source: Deadline

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。