Menu
(0)

Search

バッキー役セバスチャン・スタン、妖しい男に ─ 『ずっとお城で暮らしてる』米国版予告編、「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」原作者の傑作を映画化

https://www.youtube.com/watch?v=NQg-nUoMCBo スクリーンショット

マーベル・シネマティック・ユニバースのバッキー・バーンズ/ウィンター・ソルジャー役で知られる、セバスチャン・スタンの新作映画『ずっとお城で暮らしてる(邦題未定、原題:We Have Always Lived In The Castle)』の米国版予告編が公開された。

本作の原作となったのは、サイコ・スリラー小説の傑作として名高い『ずっとお城で暮らしてる』(創元推理文庫刊)。執筆したのは、Netflixドラマ「ザ・ホーンティング・オブ・ヒルハウス」(2018)の原作となった『丘の屋敷』(旧題『たたり』)などでも著名なホラー作家シャーリイ・ジャクスンだ。

物語の主人公は、「メリキャット」ことメリー・キャサリン・ブラックウッドと姉のコンスタンス・ブラックウッド。二人は父親をはじめとする親族たちをヒ素中毒による怪死事件で失ってから、病気を患った伯父のジュリアンと3人で屋敷にて暮らしている。資産家の娘である彼女たちは町の人々から疎まれ、またコンスタンスは家族殺しの疑いをかけられてもいた。メリキャットは姉を守りながら、長年、屋敷に閉じこもって暮らしてきたのだ。そんなある時、行方知れずだった従兄のチャールズが訪れてくる。しかし姉妹の父親にそっくりのチャールズが現れたことで、彼女たちの暗い秘密に危機が迫り……。

主人公の姉妹には、メリキャット役として『死霊館のシスター』(2018)『運び屋』(2018)のタイッサ・ファーミガ、姉のコンスタンス役として『パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々』シリーズや『カリフォルニア・ダウン』(2015)のアレクサンドラ・ダダリオ。伯父ジュリアン役は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』(1985)ジョージ・マクフライ役やドラマ「アメリカン・ゴッズ」(2017-)のクリスピン・グローヴァーだ。そして、セバスチャン・スタンが演じるのは屋敷に不穏をもたらすチャールズ役。予告編ではやたら爽やかな微笑みを見せたり、カミソリを構えてバスタブで口笛を吹いたり、「たくさん計画があるんだよ」と囁いてみたり、なにかを企んでいる気配をまったく隠しきれていない…が、その正体やいかに。

「世界は恐ろしい人たちでいっぱい」。姉妹の目線から社会と自分たちの世界を描いていく本作の予告編は、メリキャットのそんな言葉で幕を閉じている。

映画『ずっとお城で暮らしてる(邦題未定、原題:We Have Always Lived In The Castle)』は2019年5月17日に米国公開予定。決して派手な題材ではないものの、日本公開や国内配信などの実現を祈るばかりだ。

バッキー人気にあやかるなら今…!

Writer

アバター画像
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

Ranking

Daily

Weekly

Monthly