「ホワット・イフ…?」第2話、ヨンドゥ&ティ・チャラの会話は別撮り ─ 「残念」とマイケル・ルーカー、チャドウィック・ボーズマンを惜しむ

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)初のアニメ作品「ホワット・イフ…?」の第2話『もしも…ティ・チャラがスター・ロードになったら?』では、2020年8月に逝去したチャドウィック・ボーズマンによるティ・チャラが、タイトル通りスター・ロードになった姿として登場した。このたび米Entertainment Weeklyでボーズマンとの“共演”について振り返ったヨンドゥ役のマイケル・ルーカーによれば、ティ・チャラとの会話ソーンを含め、アフレコは別撮りで行われたのだという。
「この作品では、チャドウィックとは一緒に話す機会は無くて、一緒に録音することもなかったです」。ルーカーは、「ホワット・イフ…?」での製作プロセスについてこのように語っている。第2話では、ヨンドゥ率いるラヴェジャーズがピーター・クイルの代わりにティ・チャラをさらってしまったことから分岐した別の世界線が描かれ、ヨンドゥとティ・チャラの関係性に焦点が大きく当てられた。会話シーンも多かったふたりのアフレコは別撮りで行われたということだが、ルーカーはこのような形で最後の共演となってしまったチャドウィックをこう惜しむ。
「すでに撮られていたものがあっという間に最後には組み合わされていきました。僕は自分の役割をこなして、彼も彼の役割をやって、完成までは一瞬です。何回かセッションのようなものはありましたけど、ひたすら楽しかったです。あれが彼の最後のパフォーマンスになるなんて知りもしませんでした。すごく残念です。大切な人を失いました。けれど、彼が作品に遺したレガシーは皆さんが観るためにあるんです。」
こう語るルーカーは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』(2017)ぶりにヨンドゥ役を再演した。同作でも描かれたスター・ロードとの関係性を再び演じ直したことについては、「ジェームズ・ガン版とはさほど大きく変わりませんでした」と語っており、設定の変更によって受けた影響はほぼ皆無だという。「(ヨンドゥは)スター・ロードを息子のように扱っていますし、その役は前にもやっていたから簡単でした。別バージョンのスター・ロードでも僕にとってはさほど大きな違いはなかったです」。
ちなみに、第2話ではスター・ロードとして描かれたティ・チャラだが、「ホワット・イフ…?」での登場はこれが最後ではない。プロデューサーのブラッド・ウィンダーバウムによれば、チャドウィックは計4話に出演しているという。
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Source:Entertainment Weekly,Comicbook