新キャプテン・アメリカ、サム・ウィルソンは超人血清を打たないのか? アンソニー・マッキー「投与しないことが重要」

第二次世界大戦のさなか、スティーブ・ロジャースは“スーパーソルジャー計画”に抜擢され、超人血清を投与されてキャプテン・アメリカとなった。超人的な身体能力と、内なる善の力を覚醒させたのだ。
対して、スティーブからキャプテン・アメリカのバトンを受け取ったサム・ウィルソンはごく普通の男だ。『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)の初登場時、元軍人であるサムは傷ついた帰還兵のケアやサポートを仕事にしていた。その後もひとりの常人として、サムは戦いに身を投じ、葛藤の末にキャプテン・アメリカの盾を手にしたのである。
では今後、サムがスティーブと同じように超人血清を投与することはありうるか──。映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』での初戦を控えた今、演じるアンソニー・マッキーが米ComicBook.comにて語った答えは“ノー”だった。
「サムは等身大のキャプテン・アメリカです。普通の男がリーダーとしてのポジションに就いたということには、誰もが共感でき、自分を重ねられるはず。だから、血清を投与しないことが重要なんですよ。もしも投与してしまえば、“誰でもキャプテン・アメリカになれる”という可能性から外れてしまうから。」

以前にもマッキーは、“2代目キャプテン・アメリカ”は「誰にとっても友人」だと語っていた。腕力よりも頭脳、拳よりも知恵を使うスーパーヒーローなのだと。「血清があれば、誰とでも戦えます。血清がないのなら、賢く戦わなければいけないし、敵を倒す様々な方法を考えなくてはいけません」。
超人血清のかわりにサムをサポートするのは、ワカンダの最新テクノロジーだ。ウイングスーツには同国の技術に支えられた特殊な機能がいくつも用意されているとみられる。
なお「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」(2021)では、サムと同じ黒人のイザイア・ブラッドリーが、かつて秘密裏に超人血清実験の対象となっていたことが、実在の歴史的悲劇を参照するかたちで描かれていた。マーベル・シネマティック・ユニバースで黒人への超人血清投与を描くには、この出来事を再び解釈し、乗り越える必要もありそうだ。
映画『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は2025年2月14日(金)全国劇場公開。
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Source: ComicBook.com