『ワンダー 君は太陽』新作映画が決定、シリーズ拡大か ─ 『プーと大人になった僕』監督が就任

2017年に感動を呼び起こしたヒット作『ワンダー 君は太陽』の映画が拡大だ。米Deadlineなどが伝えるところによると、シリーズとなる『White Bird: A Wonder Story(原題)』の映画化企画が進行中だという。
『ワンダー 君は太陽』は、R・J・パラシオによる児童書『Wonder』を実写化した映画。遺伝子疾患により顔に重度の障害を持って生まれた少年オギーと、その家族や友人を描くヒューマンドラマだ。R・J・パラシオはこの物語について、別の生徒の視点から描いたスピンオフ『もうひとつのワンダー』(ほるぷ出版)などの関連書籍も手掛けている。

この度映画化が報じられた『White Bird: A Wonder Story』は、『ワンダー』から1年後が舞台。第二次世界大戦時、ナチス占領下のフランスで生きた祖母が、孫のジュリアンに思いやりと勇気を説きながら、2人の心の交流が育まれていく様子を描くグラフィック・ノベルだ。ジュリアンは、オギーの同級生として映画『ワンダー 君は太陽』にも登場している。
監督を務めるのは、『007 慰めの報酬』(2008)『ワールド・ウォーZ』(2013)『プーと大人になった僕』(2018)などで知られるマーク・フォースター。フォースターは『きかんしゃトーマス』のハリウッド実写&アニメ映画の監督にも決定している。
いわゆる“ユニバース”やスピンオフ作品として映画『ワンダー 君は太陽』とどれほど関連するかは分からないが、デヴィッド・ホバーマンやトッド・リーバーマンといったプロデューサー陣は続投。フォースター監督と共に『プーと大人になった僕』を手掛けたルネ・ウルフや、『フォードvsフェラーリ(2019)』などのアレックス・ヤングも製作に参画するという。