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MCU「フェイズ4」に『アベンジャーズ』新作がない理由 ─ マーベル社長「始まり」強調、クロスオーバー次回作に完全なる新チーム登場へ

Photo by Chris Jackson https://www.flickr.com/photos/cmjcool/8633318298/

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の「フェイズ4」は、史上初となる“『アベンジャーズ』が存在しないフェイズ”だ。フェイズ1は『アベンジャーズ』(2012)、フェイズ2は『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(2015)、そしてフェイズ3は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)が締めくくりに用意されたが、今回はクロスオーバーの大作映画が用意されなかった。

フェイズ4の作品として告知されたのは、『ブラック・ウィドウ』「ファルコン&ウィンター・ソルジャー」『エターナルズ』『シャン・チー&ザ・レジェンド・オブ・ザ・テン・リングス』「ワンダヴィジョン」『ドクター・ストレンジ・イン・ザ・マルチバース・オブ・マッドネス』「ロキ」「What If…?」「ホークアイ」『マイティ・ソー/ラブ&サンダー』(すべて原題)。マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、今回の采配に込めた狙いを明かしている

フェイズ4は「始まり」、そして…

IGNの取材にて、フェイズ4に『アベンジャーズ』新作が存在しない理由を問われたケヴィン社長は、「『アベンジャーズ/エンドゲーム』という作品を発表しましたよね」と話している。

「ご覧いただいたように、(『エンドゲーム』は)多くのキャラクターにとっての“エンディング”でした。だから、フェイズ4は始まりであることが大切なんです。それから、ブラック・ウィドウのように、すでに知られたキャラクターの新たな部分を知ること、エターナルズやシャン・チーのような素晴らしい新キャラクターと出会うこと、ドクター・ストレンジやソーの新たな冒険に出発すること。Disney+の番組も、壮大かつ誰も予想しない作品になることをお約束します。」

Kevin Feige / ケヴィン・ファイギ
ケヴィン・ファイギ社長 Photo by Gage Skidmore https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Kevin_Feige_(28556369381).jpg

その一方、米MTV Newsにて「次のクロスオーバーに向けての準備はもう始まっているんでしょうか?」と問われると、社長は「はい」と即答した。すでにフェイズ5の計画が進行しており、今後5年間の計画が存在することを認めたうえで、フェイズ4ならではの企みをこのように語っている。

「マーベル・コミックのストーリーテリングが素晴らしいのは、それがでっち上げたものではないからです。僕は物事を組み立てていくことが大好きなんですよ。だんだん盛り上げていって、すべてがひとつになり、そして分裂し、変化する。今ではそういうことを、映画だけではなくDisney+の超巨大シリーズでもやっている。マーベル・スタジオ全員、前進する気合いにあふれていますよ。」

なお、ケヴィン社長によれば、いずれ発表される新たなクロスオーバー大作には「今までとはまるで異なるチーム」が登場するとのこと。「すでに登場したキャラクターと、まだ登場していないキャラクターによる、非常に新しいチームになります」

『アイアンマン』(2008)から『アベンジャーズ/エンドゲーム』(2019)までのインフィニティ・サーガを終え、MCUは「再出発」の段階に2年を費やすことになる。米ComicBook.comでは、フェイズ4では大型クロスオーバーではなく、キャラクターのチームアップやコラボレーションが見どころになることが示唆されてもいるのだ。

「(フェイズ4には)『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』も『ワンダヴィジョン』もあります。それに、『ワンダヴィジョン』にはモニカ・ランボー(『キャプテン・マーベル』マリア・ランボーの娘)も登場しますしね。ワンダ・マキシモフはおそらくほぼ最強のキャラクターで、いまやスカーレット・ウィッチとして完全な力を手にしている。そんな彼女が『ドクター・ストレンジ』続編に登場するのも、楽しい共演になりますよ。」

なお、マーベル・シネマティック・ユニバース「フェイズ4」の作品ラインナップ詳細は以下の記事に詳しい。

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Sources: IGN, MTV News, ComicBook.com

Writer

稲垣 貴俊
稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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