『ウィキッド:フォー・グッド』米予告編が公開 ─ シンシア・エリヴォ&アリアナ・グランデ主演、大ヒットミュージカルが完結へ

人気ブロードウェイ・ミュージカルを映画化した大ヒット作『ウィキッド ふたりの魔女』(2024、日2025)の“後編”にあたる『ウィキッド:フォー・グッド(原題:Wicked: For Good)』の予告編が米国で公開された。
前作のラストで別々の道を進んだエルファバ(シンシア・エリヴォ)とグリンダ(アリアナ・グランデ)。「西の悪い魔女」となったエルファバは、声を奪われた動物たちの自由を求めて戦い、オズの魔法使い(ジェフ・ゴールドブラム)の真実を明るみに出そうとしている。
一方、オズの“善の象徴”として名声を手にしたグリンダは、マダム・モリブル(ミシェル・ヨー)の指示のもと、魔法使いのもとですべてはうまくいっているというメッセージを伝え、大衆を安心させる役目を担っていた……。
予告編は、グリンダの部屋の窓にヒビが入るショットから始まる。「エルファバ・スロップ、来ているんでしょう。入ってきて、猿たちに気づかれる前に」。エルファバが振り返ると、バルコニーの端にエルファバが立っていた。
「もう戻れない。これは私と魔法使いとのことだから」。オズの人々にとって、いまやエルファバは脅威となった。マダム・モリブルは「邪悪な魔女を逃しません。フィエロ王子の部隊が彼女を追っている」という。その言葉通り、グリンダを追いかける身となったフィエロ(ジョナサン・ベイリー)は、グリンダとの結婚を控えていた。
空に“魔法使いは嘘つき”というメッセージが浮かぶ。「オズの魔法使い、あなたを私よりも信じていた人はいないのに」。すでに大衆がエルファバを追うなか、グリンダとエルファバはもう一度ともに立つことができるのか。
オズの魔法使いは「“西の悪い魔女”のほうきを持ってこい」と命じ、いよいよドロシーやブリキの木こり、かかし、ライオンも登場。物語は前作『ウィキッド ふたりの魔女』の冒頭、すなわち、すべての終わりに突き進む。
予告編で使用されているのは、エルファバ役のシンシア・エリヴォが歌う「No Good Deed」と、グリンダ役のアリアナ・グランデと2人で歌唱する名曲「For Good」だ。

出演者にはエリヴォ、グランデ、ベイリー、ヨー、ゴールドブラムのほか、エルファバの妹ネッサローズ役のマリッサ・ボーディ、ボック役のイーサン・スレイター、グリンダの友人ファニーとシェンシェンを演じたボーウェン・ヤン&ブロンウィン・ジェームズ、そしてエルファバの誕生に立ち会ったクマのダルシーベア役でシャロン・D・クラークが続投する。
監督はジョン・M・チュウ、脚本はウィニー・ホルツマン&デイナ・フォックス。ドロシーたちの登場について、チュウは「あの交差点は私たちが初めてオズを訪れた場所。舞台版以上に、そのことが少女たちや登場人物にどんな影響を与えるかを慎重に、より深く理解しようとしています」と米Vanity Fairにて語った。
劇中の楽曲は舞台版よりスティーブン・シュワルツが手がけており、予告編でもわずかに示唆されているように、本作だけの新曲も追加される。音楽はシュワルツとジョン・パウエルが共同で担当した。
前作『ウィキッド ふたりの魔女』は2024年11月に米国で公開されるや、米国興行収入4億7,323万ドル、累計世界興収7億5,608万ドルを記録。日本でも観客動員220万人、興行収入35億円を超える異例のヒットとなった。
映画『ウィキッド:フォー・グッド(原題:Wicked: For Good)』は2025年11月21日に米国公開予定。日本公開情報の発表が待たれる。
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Source: Vanity Fair