ブルース・ウィリス、『アルマゲドン』撮影現場のくじ引き大会にお金を出してくれていた ─ 「本当にいい人」とジェリー・ブラッカイマー

『ダイ・ハード』シリーズや『シックス・センス』(1999)など数々のヒット作で知られ、2022年3月に失語症のため俳優業の引退を発表、その後認知症と診断されていたブルース・ウィリス。『アルマゲドン』(1998)のプロデューサーであるジェリー・ブラッカイマーが、米Peopleにてブルースのスターらしい逸話を明かしている。
巨大アステロイドの地球衝突を未然に防ぐミッションのため、集められたのは6人の宇宙飛行士と8人の石油採掘師。SF巨編にして家族や仲間の絆を描いた世界的大ヒット作『アルマゲドン』の現場を振り返り、ブラッカイマーは「ブルースは本当にいい奴でした。スタッフに対してもとても気前がよかったんですよ」と語った。いわく、撮影中は毎週末くじ引きを開催しており、ブルースが出資に協力していたのだそう。
「抽選会を行うと、ブルースが帽子にたくさんのお金を投げ入れてくれました。くじ引きに勝ったスタッフが毎週末、現金を余分に持ち帰ることができたんです」
共演者はもちろんのこと、製作陣からも熱い信頼を得ていたブルース。『シックス・センス』(1999)『アンブレイカブル』(2000)『ミスター・ガラス』(2019)と複数回タッグを組んだM・ナイト・シャマラン監督も、『シックス・センス』の成功にはブルースの支えが大きく関与していたと明かしている。
ちなみに、ブルースの現在はいかに。妻でありケア・パートナーのエマ・ヘミングは、2023年9月には「ブルースが自らの症状に気づいているかさえも分からない」と認知症の難しさを報告していたが、2024年3月には結婚記念日を祝してInstagramにキスする様子を投稿。ブルースの穏やかな表情が窺える。
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ちなみにエマと、前妻デミ・ムーアとの間に生まれた娘タルーラ・ウィリスは、ブルースの代表作『パルプ・フィクション』(1994)の30周年イベントにも駆けつけ、ブルースの軌跡を今日も繋いでいる。
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Source:People