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マーベル映画のやり方に「気が滅入った、降板も考えた」と出演者 ─ 『ブラック・ウィドウ』再撮影にドレイコフ役が苦言

Ray Winstone
Photo by Jonny Walton for National Media Museum https://www.flickr.com/photos/mediamuseumevents/

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)映画『ブラック・ウィドウ』(2021)でヴィランのドレイコフを演じたレイ・ウィンストンが撮影時を振り返り、「気が滅入る」ような経験だったと語っている。いったいなぜなのか。

『ブラック・ウィドウ』は、ナターシャ・ロマノフ/ブラック・ウィドウの知られざる過去に迫った1作。謎多きブラック・ウィドウが擬似家族のもとで育ったことや、暗殺者集団を擁する訓練施設レッドルームに在籍していたことが明かされた。

レッドルームの支配者であったドレイコフを演じたのは、『セクシー・ビースト』(2000)や『ベオウルフ/呪われし勇者』(2007)などで知られるレイ・ウィンストン。劇中では鬼気迫る演技を見せていたが、このたび英Radio Timesではマーベル・スタジオの“やり方”に不満を漏らしている。

「再撮影が行われるまでは問題なかったんです。それからプロデューサーの何人かがやって来て、あなたの演技はトゥーマッチだの、強すぎるだのと言うわけです。それがマーベルのやり方なんです。素晴らしい仕事をしたと感じているのに、そうされると気が滅入ってしまいますよ。

降板も考えたそうだ。「実際にこう言いました」と続けるウィンストン、「僕にとってはもうおしまいだ、リキャストした方がいい」と製作サイドに伝えたそうだ。完成も間近というタイミングで願い叶わず、再撮影に挑んだという。「結局は契約ですので、もう一度演じることになりました。そうしなかったら、裁判所行きですからね」。

“それがマーベルのやり方だ”と語気を強めたウィンストンだが、演者と製作側の衝突が起こるのはマーベル・スタジオに限ったことではないだろう。それはウィンストンも承知のことかもしれないが、当時は「タマを蹴られている気分」だったのだという。

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Source:Radio Times

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SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。ご連絡はsawada@riverch.jpまで。

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