Netflix「ウィッチャー」ヘンリー・カヴィルが降板 ─ 後任はリアム・ヘムズワース、シーズン4から出演

Netflixシリーズ「ウィッチャー」から、主人公である“リヴィアのゲラルト”役を演じてきたヘンリー・カヴィルがシーズン3をもって降板することがわかった。2022年10月29日(米国時間)、Netflixが公式に発表した。
「ウィッチャー」はアンドレイ・サプコフスキの同名小説に基づく、怪物や魔術をめぐる壮大なファンタジー・ドラマシリーズ。2019年配信のシーズン1は当時最多の視聴世帯数を記録し、2021年配信のシーズン2では、大陸の制覇をめぐる争いが熾烈を極める中、ゲラルトが壮絶な戦いに身を投じる姿が描かれた。シーズン3は2023年夏の配信予定だが、これがヘンリーにとっては最後の出番となる。
また、Netflixはシーズン4の製作もあわせて発表。リヴィアのゲラルト役は『ハンガー・ゲーム』シリーズや『インデペンデンス・デイ:リサージェンス』(2016)のリアム・ヘムズワースが後任を務める。

降板に伴い、ヘンリーは「リヴィアのゲラルトとしての旅路はモンスターと冒険に満ちたものでしたが、シーズン4で、僕は自分のメダルと剣を譲ることになります」とのコメントを発表。「僕に代わって、素晴らしいミスター・リアム・ヘムズワースが白狼の名を継いでくれます。偉大なる文学作品の登場人物と同じように、ゲラルトを演じてきた時間への敬意と、この最も魅力的かつ繊細な男性に扮するリアムへの期待を込めてバトンを渡します。リアム、この役柄には驚くべき深みがあります。没頭し、発見することを楽しんでください」。
また、リアムも「ひとりの『ウィッチャー』ファンとして、リヴィアのゲラルトを演じられることを幸せに思います。素晴らしいゲラルトだったヘンリー・カヴィルが私に役柄を託し、白狼の剣を握るのを認めてくださることを光栄に思います」との声明を公開した。「ヘンリー、私はあなたが演じるゲラルトのファンであり、この愛すべき人物の演じ方に刺激を受けています。大変な仕事かもしれませんが、『ウィッチャー』の世界に参加できることを心から楽しみにしています」。
ヘンリーはNetflix映画『エノーラ・ホームズの事件簿2』の配信を2022年11月4日(金)に控えているほか、先日はDC映画のスーパーマン役に正式復帰することが発表され、またガイ・リッチー監督の次回作『The Ministry Of Ungentlemanly Warfare(原題)』に主演することも報じられたばかり。「ウィッチャー」からの降板理由は明かされていないが、今後も長期にわたる撮影に参加することが難しくなった可能性もある。ただし両者のコメントを読むかぎり、今回の降板はあくまでも友好的なもののようだ。
なお、Netflixは「ウィッチャー」を自社の主要作品として見ており、メインシリーズの1200年前を舞台とする前日譚ドラマ「ウィッチャー 血の起源」が2022年12月25日(日)より配信開始となるほか、2021年にはアニメ映画『ウィッチャー 狼の悪夢』も配信された。ドラマの顔である主役をリキャストしてシリーズを継続するという判断には、Netflixが今後も「ウィッチャー」に並々ならぬ期待をかけていることがうかがえる。
Netflixシリーズ「ウィッチャー」シーズン3は2023年夏に独占配信予定。
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Source: Variety