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『ワイルド・スピード』将来的に宇宙進出も実現か ─ 脚本家「不可能はない、物理学に従う」

ワイルド・スピード/スーパーコンボ
©UNIVERSAL PICTURES

ドウェイン・ジョンソン&ジェイソン・ステイサム主演による最新作、『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』が日米公開を迎えた『ワイルド・スピード』シリーズは、ここからどこへ向かっていくのか。

『ワイルド・スピード TOKYO DRIFT』(2006)からの全作品を手がけてきた脚本家のクリス・モーガン氏は、米Polygonのインタビューで『ワイスピ』アクションのルールを解説。そのなかで、将来的に宇宙へ飛び出す可能性を問われると「不可能はありません」と答えた。「不可能はまったくありません。クールであること、良いものであることが大事です」。

大スケールで破天荒なアクションが見どころの『ワイルド・スピード』シリーズは、ヴィン・ディーゼル主演のメインシリーズが『ワイルド・スピード』(2001)から『ワイルド・スピード ICE BREAK』(2016)までで全8作品製作されており、このたび公開された新機軸『スーパーコンボ』が通算9作目となる。スタントはどんどん常識外れで規格外なものになっている印象だが、モーガンは「ひとつだけ制御装置があります」と述べている。

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「僕は派手なアクションが好きですし、実は物理学も大好きです。だから、僕にとってのリミッターは物理学に従うこと。決して、なんでも“やっちゃえ、やっちゃえ”というわけではないんですよ。[中略]映画やアクションシーンの中で、物理学的に不可能だったり、無理があったりすることをやって、観客を裏切るとどうなってしまうのか。突然、映画を楽しめなくなったり、そのせいで登場人物がどうでもよくなってしまいます。」

すなわち『ワイスピ』においても、物理学的に無理が生じないのなら、宇宙へ飛び出す展開もありうるということだろう。なお、同じく宇宙へ行く展開が“ありうる”とされている人気シリーズといえば『ミッション:インポッシブル』だが、主演・製作のトム・クルーズは「どうやって宇宙に行く展開を作るのか」が問題だと語っていた。やはりストーリーテラーの課題は、たとえ作品が違っても通じるところがあるらしい…が、いかんせん『ワイルド・スピード』がカーアクション映画である。どうやって車に乗ったまま宇宙に行くのか、それが問題だ。

映画『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』は2019年8月2日(金)より全国公開中。

『ワイルド・スピード/スーパーコンボ』公式サイト:https://wildspeed-official.jp/

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Source: Polygon

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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