『ワンダーウーマン 1984』は続編ではなく独立した作品に ─ 『インディ・ジョーンズ』『007』に近いスタイルか

世界中で大ヒットを記録したDC映画『ワンダーウーマン』(2017)に続く第2作『ワンダーウーマン 1984(邦題未定、原題:Wonder Woman 1984)』は続編映画というよりも、より独立した作品となるようだ。米Vultureが報じた。
『ワンダーウーマン1984』はタイトルからもわかる通り、前作から約70年後の1984年を舞台とする。時代設定は大きく異なるものの、ワンダーウーマン役ガル・ガドットのほか、スティーブ・トレバー役クリス・パインも再登板することが決定しており、前作と繋がりの強い作品になると思われていた。
しかしプロデューサーのチャールス・ローヴェンによると、前作に続きメガホンを取ったパティ・ジェンキンス監督は、本作がより独立した作品になることを心がけていたという。
「ジェンキンス監督は、本作は『ワンダーウーマン』を引き継ぐ作品にすべきなのであって、続編ではないと決意していました。監督は確実に(その方向性を)実行しましたよ。まったく違う時代を描いていますし、ダイアナ/ワンダーウーマンが(前作と続編の)間にどんなことをしていたかはわかりますが、完全に別の物語を描いているんです。」

またVultureの取材によれば、ジェンキンス監督に近い情報筋も「『インディ・ジョーンズ』や『007』シリーズと同じで、作品がたくさん必要になる連続した物語ではなく、独立した作品なんです」と述べ、ローヴェンの語った内容を認めたという。
ちなみに『ワンダーウーマン1984』は、物語としては独立しているものの、第1作でファンに愛された部分は引き続き維持される模様。「(前作と)同じくエモーショナルな場面やユーモア、勇敢なアクションがたくさん見られますよ。心の琴線に触れますね」。
映画『ワンダーウーマン 1984』(邦題未定、原題:Wonder Woman 1984)は2020年6月5日に米国公開予定。『ワンダーウーマン』Blu-ray&DVDは発売中。
『ワンダーウーマン 1984(原題)』の記事
Source: Vulture