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【ネタバレ】『キャプテン・マーベル』猫のグースとは ─ コミック設定と撮影舞台裏を解説

『キャプテン・マーベル』猫のグース
© 2019 MARVEL Supplied by LMK 写真:ゼータイメージ

『キャプテン・マーベル』(2019)は決して見逃せない映画であることは間違いない。アベンジャーズ結成前の1990年代を舞台に、マーベル最強と謳われるキャプテン・マーベルの謎がついに明かされるのだ。『アベンジャーズ/エンドゲーム』開戦を目前に控えた今、キャプテン・マーベルの存在は切り札となり得る。

しかし、見逃せない理由は他にもある。猫だ。猫のグースが俄然として興味を惹きつけるのである。海外のアーリー・レビューでは、「猫好きはこの映画が大好きになる」「猫のグースに視線をもっていかれてしまう」と大絶賛だ。グースとは一体どんな存在なのだろうか?劇中では思わぬ活躍も見せた、マーベル・シネマティック・ユニバース最強に可愛い猫に迫る。


この記事には、『キャプテン・マーベル』のネタバレが含まれています。

チューイからグースへ

この可愛らしくも実は恐ろしい猫は、コミックでは”Giant-Size Ms. Marvel #1″(2006)で初登場。名はグースではなく“チューイ”で、『スター・ウォーズ』ハン・ソロの有名な相棒であるウーキー族の名から取られている。

映画版で名前が変更となっているのは、『スター・ウォーズ』もフランチャイズ所有するディズニーが混同を避けるため。『トップ・ガン』(1986)に登場する、主人公マーベリックの相棒グースが由来となっている。劇中設定はメス。

フラーケンとは

もふもふの体毛で自由気ままに動き回り、無垢な瞳で見上げるグースの姿に、ニック・フューリーはメロメロだ。いつの間にか付いてきた彼女には文字通り”猫可愛がり”状態だが、その正体はフラーケンというエイリアン。口から『寄生獣』よろしくグロテスクな触手が飛び出し、敵のクリー人を次々と飲み込んでしまう。触手をしまい終えると何事もなかったかのように毛づくろい。さらに、テッセラクトまで飲み込んでしまう。

実はグースの体内には“ポケット・ディメンション”と呼ばれる異次元が広がっていて、それ故に何でも飲み込むことができるのだ。さながら、生きる四次元ポケットのような存在である。

飲み込まれたものはこのポケット・ディメンションに送られているため、グースの胃袋に質量は残らない。クリー人を飲み込んだ後もフューリーが抱き上げられたのはそのためである。

エイリアンのような触手で何でも飲み込んでしまう脅威の設定は、コミックでのチューイと同じ。コミック版では、人間の言葉が理解できる、ポケット・ディメンションを経由してテレポートが出来るといった映画では描かれなかった能力も持っている。

ちなみに、こうしたユニークな設定を加えたのは、2012年よりキャプテン・マーベルの単独誌ライターを引き継いだケリー・スー・デコニック。自身が飼っていた猫のハムの性格を投影したためだ。「すごく可愛がっていました。他の人には意地悪するクリーチャーなのに、私には懐くんです。チューイをハムみたいに描いたら楽しいだろうなと思って」、デコニックは米Voxに語っている。

コミックでは、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』のロケットがチューイの脅威に気付き、闇市へ売りに出そうと提案する。これにキャロル・ダンバースは腹を立てるが、その後チューイが宇宙船の格納庫内に117個もの卵を産み付けているのを見つけ、ようやくチューイが地球の猫ではないことを知る。

ブリー・ラーソン、猫アレルギーで共演できず

映画『キャプテン・マーベル』の撮影では、グース役として4匹の猫が代わる代わる起用された。中でも一番活躍したのがレジーという子で、サミュエルによれば「レジーがほぼ大部分をやっていたという。監督のライアン・フレックは、「本物の猫だと危険や不可能なシーンではデジタルの猫を使っている」とも明かしている。

残念ながらキャプテン・マーベル役のブリー・ラーソンは猫アレルギー持ちで、実はグースとの共演がほとんど出来なかったという。米USA Todayによれば、ブリーが猫に触れる必要がないカットではぬいぐるみを使い、触れなくてはならないカットの撮影ではブリーの手をすぐに拭くスタッフを待機させたり、猫がセットを不要にうろつかないように注意していたという。本編を観ると、ブリー本人と猫が実際に共演していると確認できるシーンを最低限に抑えながら、カット割の工夫などでそう感じさせない努力を見て取ることができる。

蕁麻疹が出てしまうために「あなたは向こうにいてね、私はこっちにいるからね」と距離を取らざるをえなかったブリーも、「アレルギーなんかじゃなければ良いのに!」と残念な様子だ。

「冗談みたいな話なんですけど、私はクレイジーなスタントも出来たのに、猫が最大の難関だったんです。体を鍛えて激しいアクションも出来るようになるのに、アレルギーでストップがかかるんですよね。自分の身体に”そこまで”って言われる感じです。」

グースちゃんを愛でるだけの動画

猫アレルギーでグースに近寄れなかったブリーや、またはグースをもっと眺めていたいという方はこちらの動画がオススメだ。米Marvel Entertainment公式YouTubeチャンネルが2019年2月にライブ配信した映像では、グースが猫ちゃん専用セットで自由に過ごす様子を約50分延々と拝むことができる。好奇心旺盛な様子であちこちを歩き回り、オモチャのボールを咥えてみたり、自分自身のPOP!フィギュアを鼻でつついてみたり、クッションの上で気持ちよさそうにまどろんでみたりと、色々なグースを楽しむことができるぞ。

映画『キャプテン・マーベル』は2019年3月15日(金)より全国公開中。

『キャプテン・マーベル』公式サイト:https://marvel.disney.co.jp/movie/captain-marvel.html

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Source:USA Today,Digital Spy,Marvel,Den of Geek!,Collider

Writer

中谷 直登
中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER編集長。ライター、メディアの運営や映画などのプロモーション企画を行っています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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