MCU版『X-MEN』ついに始動へ ─ 脚本家ミーティングが今秋スタート予定

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)版映画『X-MEN』が、ついに始動する。マーベル・スタジオ内で、この秋後半から脚本家ミーティングを行うとの関係者情報を米Deadlineが報じている。
旧20世紀フォックスで展開された人気シリーズが初めてMCUに合流。今後のMCU目玉企画となることは必至だが、現時点で具体的な製作・公開スケジュールは決定していない。そのためスタジオも現時点で進行を急いではおらず、脚本家は2024年明けごろに確定させる見込み。
『X-MEN』会議の吉報は、2023年9月27日に脚本家ストライキがようやく終結したことによってもたらされた。ストライキ期間中、脚本家はあらゆる業務を受け付けられなかった。
2019年にディズニーが21世紀フォックスを買収して以来、『X-MEN』のMCU合流はファン悲願だった。旧シリーズではヒュー・ジャックマンが演じたウルヴァリンに代表される人気ヒーローたちが世界中で愛された。MCUではこれまで、「ワンダヴィジョン」(2021)や『ドクター・ストレンジ:マルチバース・オブ・マッドネス』(2022)で『X-MEN』への目配せや匂わせの演出が行われている。また、ドラマ「ミズ・マーベル」(2022)では主人公のカマラ・カーンが、『ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー』(2022)ではヴィランのネイモアがミュータントであるとの設定が明かされ、『X-MEN』登場に向けた伏線が張られていた。
2024年公開予定の映画『デッドプール3(仮題)』では、ヒュー・ジャックマンのウルヴァリンが復活登場。原作コミック同様のコスチュームが再現されることで、今後の『X-MEN』に繋がる展開が期待されている。ほか、マーベル・スタジオでは新アニメシリーズ「X-MEN ’97(原題)」も準備されているなど、『X-MEN』は大々的に紹介されるものと見られる。
脚本家が定まった後は、キャスティングに関する情報が続くことだろう。ウルヴァリンやサイクロップス、ストームといった人気キャラクターを新たに演じるのは誰か。ファンやメディアの予想合戦が盛り上がりそうだ。
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Source:Deadline