『X-MEN: ダーク・フェニックス』ワールドプレミア、2人のジーン・グレイ女優が対面 ─ マカヴォイ、ファスベンダーら豪華キャスト集結

マーベル映画『X-MEN』シリーズの最終章、『X-MEN: ダーク・フェニックス』が2019年6月21日(金)に公開される。
20年を超えるアメコミ作品最長シリーズ最終章の全世界公開が迫る中、2019年6月4日(火曜日、現地時間)、米国ロサンゼルスにてワールドプレミアが開催された。新旧シリーズでジーン・グレイを演じたソフィー・ターナー&ファムケ・ヤンセンが顔を揃えたほか、新旧シリーズから約15名の豪華キャストが集結。スペシャル・アンバサダーとしてX JAPANのYOSHIKIも登場した。
『X-MEN: ダーク・フェニックス』ワールドプレミア
【日程】 現地時間6月4日(火)18:00~(日本時間6月5日(水)10:00頃)
【会場】ロサンゼルス TCLチャイニーズシアター
【ゲスト】ジェームズ・マカヴォイ(プロフェッサーX)、マイケル・ファスベンダー(マグニートー)、ジェニファー・ローレンス(ミスティーク)、ニコラス・ホルト(ビースト)、ソフィー・ターナー(ジーン・グレイ)、タイ・シェリダン(サイクロップス)、ジェシカ・チャステイン(謎の女)、アレクサンドラ・シップ(ストーム)、コディ・スミット=マクフィー(ナイトクローラー)、エヴァン・ピーターズ(クイックシルバー)、ファムケ・ヤンセン(旧シリーズのジーン・グレイ)、サイモン・キンバーグ監督、ハッチ・パッカー(プロデューサー)ほか

チャイニーズシアター前のハリウッド通りを全面封鎖し、Xという文字を囲むようにレッドカーペットが敷かれた会場には、150以上の取材陣、コスプレをしたファンが約150人、スクリーニングに招待されたファン900人、さらにレッドカーペットの外側に約1,000人を超えるファンが集結した。
フォトコールを終え、レッドカーペットに現れたのはタイ・シェリダン、ブルーのセットアップ姿のニコラス・ホルトや、コディ・スミット=マクフィーら。続いてサイモン・キンバーグ監督、プロデューサーのハッチパーカーも到着した。
さらに白いドレスでエレガントな装いのジェシカ・チャステイン、シックな黒のドレスに身を包んだジェニファー・ローレンス、マイケル・ファスベンダー、ジェームズ・マカヴォイと続々とメインキャストが登場すると大歓声で迎えられた。

そして旧三部作でジーン・グレイを演じたファムケ・ヤンセンも赤いドレス姿で登場し、最新作の完成を祝福。最後に本作でジーン・グレイを演じたソフィー・ターナーがシルバーとブラックの細身のドレスで姿を現すと、会場の興奮も最高潮に達した。
ソフィーは本作について、「これほど誠実で献身的なファンがいる作品に参加できてとてもうれしく思います。映画だけでなく、X-MENのコミックは何十年もの間、何世代もの人々に愛されている。人の人生みたいなものですよね。X-MENは自分の他者とは違うところを利用してパワフルになり、スペシャルな存在になる。若い人に聞いてほしい、すばらしいメッセージだと思います」と語った。メッセージを送った。
また旧シリーズでジーン・グレイを演じたファムケは、ソフィーにアドバイスを送ったかと問われると「最初は聞かれましたが、彼女はもうすばらしい女優ですから、アドバイスはいらないと答えたんです。彼女はかわいいですよね。これから新作を見るので、とても楽しみにしているんです」と回答。

マグニートー役のファスベンダーは「『ファースト・ジェネレーション』(2011)から始めたが、マグニートーの人生のさまざまな状態を演じることができて幸運でした」と述べている。「チャールズとエリックが初めて出会うところを演じ、マグニートーとプロフェッサーXというキャラクターを生みだすことができたことは本当に素晴らしい機会でした」。

ミスティーク役のジェニファー・ローレンスは「2年ごとに同じ役柄を演じると、キャラクターと一緒に過ごしているよう」とコメント。「こういうシリーズに出演することの良いところは、キャストのみなさんにありますよね。みんなの顔を見たいと思うんです」。
ヴィランとして初めてのヒーロー映画出演となったジェシカ・チャステインは「すばらしい気分でした。みんなは『X-MEN』シリーズに20年近くも取り組んでいますから、本当の家族のよう。“どうやって役に立てばいいのかな”と思いましたね」と感想を語った。
レッドカーペットには、LA在住であるX JAPANのYOSHIKIが参加。Xポーズを披露しつつ各国のメディアのインタビューに流暢な英語で応対した。本編の感想については「もちろん音楽もすごいですけど、特殊効果や編集がすごいですよね」と述べ、能力が気になるキャラクターについては「強い人が好きなので、ソフィー・ターナーかな」と明かした。
見どころについては、「歴史のあるシリーズ最終章というのは結構大きいですね。X-MENについては何度かオファーをもらっていたのですが、今回コンサートツアーなどと日程がぶつかっておらず、自分がたまたまハリウッドにいたことで初めて実現して本当に良かったなと思います。これを観ると今までの作品の繋がりもわかりますし、そういう意味ではやっぱり観なくちゃいけない作品なんじゃないかなと思います。まあ、僕が観に来たくらいですから(笑)」と、ジョークを交えて語っている。

レッドカーペットウォーキングを終えたキャスト、監督、プロデューサーがいったんバックステージに下がったのち、特設ステージでは、原作者のクリス・クレアモントが挨拶した。キンバーグ監督による紹介でオールキャストが再登場。X-MENメンバーが集結し、シリーズの功績を祝した。
ギャラリー


















『X-MEN: ダーク・フェニックス』
前作『X-MEN: アポカリプス』(2016)にて、ジーン・グレイが巨⼤なる脅威アポカリプスに致命的な⼀撃を与え、⼈類を救ってから10年。宇宙でのミッション中、ある事故によってジーンのダークサイドが覚醒し、内側に封じ込められていたもう一つの人格〈ダーク・フェニックス〉が解き放たれた。そして世界に危機が訪れる。全宇宙の破滅を止めるため、X-MENはジーンの〈悪〉に⽴ち向かうが……。

ジーン・グレイ/ダーク・フェニックス役は、ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-)のソフィー・ターナー。主要キャストには2度のアカデミー賞ノミネートを誇るマイケル・ファスベンダー(マグニートー役)や『ミスター・ガラス』(2019)も記憶に新しいジェームズ・マカヴォイ(プロフェッサーX役)、オスカー女優ジェニファー・ローレンス(ミスティーク役)らが続投。謎の女役には、多数の受賞歴を持つジェシカ・チャステインが起用された。
映画『X-MEN: ダーク・フェニックス』は2019年6月21日(金)全国ロードショー。
『X-MEN: ダーク・フェニックス』公式サイト:http://www.foxmovies-jp.com/darkphoenix/
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