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J.J.エイブラムス、『スター・ウォーズ/エピソード9』では軌道修正図る

スター・ウォーズ/最後のジェダイ
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータイメージ

『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』(2017)の挑戦でファンの分断を招き、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)ではブランド初の赤字となった『スター・ウォーズ』ユニバースのメイン・サーガ最新作『スター・ウォーズ/エピソード9(仮題)』では、J.J.エイブラムス監督によって「軌道修正」が図られるという。米Varietyが伝えた。

『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(2016)で監督・製作を務めたJ.J.エイブラムスは、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』監督から降板したコリン・トレボロウに代わってシリーズ復帰。2019年12月20日の公開を目指し、現在製作が進められている。

天下の『スター・ウォーズ』シリーズ最新作ではあるが、決して安泰ではない状況にある。ライアン・ジョンソン監督が単独で監督・脚本を担った『最後のジェダイ』興行収入は、全世界で前作『フォースの覚醒』から3割程度ダウン。メディアでは「ファンの反発を招いた」との声も高まり、間髪入れずに公開された『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』はその煽りを食い、5,000万ドルの損失をもってシリーズ初の赤字を記録することとなった。

もっとも、米ウォルト・ディズニー・カンパニーのボブ・アイガーCEOはこの原因を早すぎた公開時期のためであるとし、「少しばかりペースが早すぎたのは私の失敗ですし、私の責任です」と述べている

『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』の課題は、『最後のジェダイ』で心が離れた往年のファンをいかに呼び戻すか、『ハン・ソロ』がくじいてしまった「スター・ウォーズ神話」をいかに復活させるかとなる。米Varietyは、「『ハン・ソロ』のようなスピンオフ映画にあった高収益の期待が不達成となった今、『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』はルーカスフィルムにおける軌道修正とされている」と伝えた。なお、J.J.エイブラムス監督とボブ・アイガーCEOの関係は良好ということである。

『スター・ウォーズ』シリーズは、当初予定されていた『ハン・ソロ』映画続編計画について「望み薄」とされ、人気キャラクターのボバ・フェットを主人公とするスピンオフ映画も制作中止となっている。

Source:Variety

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中谷 直登Naoto Nakatani

THE RIVER創設者。代表。運営から記事執筆・取材まで。数多くのハリウッドスターにインタビューを行なっています。お問い合わせは nakatani@riverch.jp まで。

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