『スター・ウォーズ』シリーズ、『エピソード9』以降は公開ペース落とす意向 ― 今後のラインナップ&スケジュールを検討へ

米ウォルト・ディズニー・カンパニーのボブ・アイガーCEOが、2019年公開の映画スター・ウォーズ エピソード9(仮題)』以降、『スター・ウォーズ』映画作品の公開ペースを落とす意向を明らかにした。米The Hollywood Reporterのインタビューにて語られている。

スター・ウォーズ

©Twentieth Century-Fox Film Corporation Photographer: John Jay 写真:ゼータ イメージ

『スター・ウォーズ』新作ラッシュとその反動

2012年、ディズニーはルーカスフィルムを買収し、『スター・ウォーズ』新3部作とスピンオフ(アナザー・ストーリー)作品の製作を開始。『フォースの覚醒』(2015)、『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』(2016)、『最後のジェダイ』(2017)、『ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー』(2018)を公開し、今後は『エピソード9』が控えているほか、ライアン・ジョンソン監督による3部作、「ゲーム・オブ・スローンズ」(2011-)の製作陣による新シリーズの計画も存在する。

ところが『スター・ウォーズ』シリーズの不穏な気配が漂いはじめたのは、2018年5月に『ハン・ソロ』が米国で公開された頃からだ。同作は2017年12月に『最後のジェダイ』が公開された約5ヶ月後の封切りとなったわけだが、スタジオが望んだ興行収入を国内・海外ともに下回り、『スター・ウォーズ』最新作としては芳しくない数字に終わってしまったのである。この結果を受けて、シリーズのファンは「毎年新作を公開すべきでない」「スケジュールを見直すべき」といった声を寄せていた。

このたびアイガー氏は、とりわけ『最後のジェダイ』と『ハン・ソロ』の公開時期が興収の問題につながったことを暗に指しながら、「私が公開時期を決めました。少しばかりペースが早すぎたのは私の失敗ですし、私の責任です」と述べた。そして『エピソード9』以降の作品について公開ペースを落とすことを示唆している。

「(新作公開の)ペースを落とすと予想されていますが、それは私たちが(『スター・ウォーズ』の)映画を作らないということではありません。J・J(・エイブラムス)は『エピソード9』の製作で忙しくしていますしね。(「ゲーム・オブ・スローンズ」の)デイヴィッド・ベニオフとD・B・ワイスが製作しているサーガを含め、私たちにはクリエイティブな財産があります。ただし、どういう内容かは具体的になっていません。
いま、私たちはJ・Jの作品(『エピソード9』)の後に何を作るかを決めはじめているところです。作品のボリュームやタイミングについては、今までよりも気を配ることになるでしょう。すべての責任は私が負います。」

 

先日、『最後のジェダイ』のライアン・ジョンソン監督は、自身の手がける3部作の企画が現在も進行中であることを明かしていた。ただしアイガー氏の発言から状況を推測するに、今後の予定はこれから具体的に検討されることになるのだろう。ジョンソン監督の3部作か、「ゲーム・オブ・スローンズ」チームの新シリーズか、どちらが先になるかはまだわからない。

なお今回の発言は、かねてより話題となっていた、『スター・ウォーズ』スピンオフ作品の製作保留報道に対するひとつの回答と捉えることができそうだ。ルーカスフィルムは報道について「不正確」とのコメントを出していたが、現実的には今後の作品ラインナップとスケジュールを改めて検討する作業が行われるものとみられる。『スター・ウォーズ』を今後も前向きに展開していくためには、ある意味で非常にポジティブなことだと捉えることもできるだろう。

映画『スター・ウォーズ エピソード9(仮題)』は2019年12月20日に米国公開予定

Source: THR
©Twentieth Century-Fox Film Corporation Photographer: John Jay 写真:ゼータ イメージ

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