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『007』新監督ドゥニ・ヴィルニーヴに元プロデューサーも期待「素晴らしいフィルムメーカー」

CINE-007-JAMES-BOND-ICON | Raph_PH https://commons.wikimedia.org/wiki/File:DVilleneuveRFH121024_(12_of_23)_(54061976489).jpg

人気スパイ・アクション、『007』シリーズは、『ブレードランナー 2049』(2017)や『DUNE/デューン』シリーズのドゥニ・ヴィルヌーヴが新作映画の監督に就任したことで新たなステージに突入した。プロデューサーとしてシリーズに長年関わってきたバーバラ・ブロッコリもまた、ヴィルヌーヴに熱い視線を注いでいる。

1962年の第1作『007/ドクター・ノオ』以来、MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)社のもとで製作されてきた『007』シリーズのクリエイティブ権をAmazonが獲得、新体制での再始動が報じられたのが2025年2月のこと。シリーズのプロデューサーを務めてきたマイケル・G・ウィルソンとバーバラ・ブロッコリは、引き続きシリーズの知的財産権を管理するものの、今後のプロジェクトには直接携わらない。

ブロッコリは米Podcast番組出演にて、番組ホストから単刀直入に「ドゥニ・ヴィルヌーヴ、いかがですか?」と問われると「彼は素晴らしいフィルムメーカーです。彼が作品を手がけることにわくわくしていますよ」と返答。ヴィルヌーヴへの期待感をあらわにしている。

新作映画の製作に際して「手を引くつもりですか?もしくは細かく関わるつもりですか?」との質問を制するように、ブロッコリは「私は作品に44年間携わってきましたし、その一瞬一瞬を愛してきました」と、シリーズへの思い入れを語る。「とはいえ、今では年も取ってきましたし、やりたいことがたくさんあるんです……例えばこの美しいミュージカルのように。他にも色んなことをしているんですよ。作りたい映画や舞台公演もあります。」

「この美しいミュージカル」というのは、ジョン・カーニー監督による青春音楽映画『シング・ストリート 未来へのうた』(2016)のミュージカル版のことだ。2025年7月8日からロンドン・ウェストエンドのリリック・ハマースミス・シアターにて公演が始まったところで、ブロッコリは本公演でプロデューサーを務めている。

『007』新作映画には主人公ジェームズ・ボンド役を始めとする俳優候補者上位にトム・ホランド、ジェイコブ・エロルディ、ハリス・ディキンソンが並んでいるが、まだ憶測の域を超えるには至っていない。正式なキャスト発表まではまだ時間がかかりそうだ。

Source:Kermode on Film

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Yuka ShingaiYuka Shingai

携帯向け音楽配信事業にて社内SE、マーケティング業務に従事した後、妊娠・出産を機にフリーライターに転向。 映画とお酒と化粧品が好き。日課のオンライン英会話でもしょっちゅう映画の話をしています。

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