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『007』新作映画、「ピーキー・ブラインダーズ」脚本家が就任 ─ 新ジェームズ・ボンド俳優の決定は当面先に

https://www.instagram.com/amazonmgmstudios/p/DMyVb2gSJps/

『007』新作映画(タイトル未定)の脚本を、「ピーキー・ブラインダーズ」(2013-2022)などのスティーヴン・ナイトが執筆することがわかった。製作のAmazon MGM Studiosが発表した。

シリーズ第26作となる本作を監督するのは、『DUNE/デューン』シリーズや『ブレードランナー 2049』(2017)のドゥニ・ヴィルヌーヴ。6代目ジェームズ・ボンド役のダニエル・クレイグは、前作『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021)で卒業したため、新たなボンド俳優が起用される(キャスティングは未決定)。

脚本家・映画監督・小説家としてのキャリアを有するスティーヴン・ナイトは、代表作「ピーキー・ブラインダーズ」のほか、映画『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』(2013)の監督・脚本をはじめ、『スペンサー ダイアナの決意』(2021)や『蜘蛛の巣を払う女』(2018)『イースタン・プロミス』(2006)『堕天使のパスポート』(2022)などを執筆。多数のテレビシリーズも手がけている。

報道によると、Amazon MGM Studiosは2028年の劇場公開をめざして本作を進行しており、ここ数週間は脚本家の起用に焦点を当てていたとのこと。スタジオ側は候補者との面会を経て、ナイトを有力候補として挙げており、先週ヴィルヌーヴがナイトと面談して承認を下したと伝えられている。

現在ヴィルヌーヴは『DUNE デューン』第3作の撮影中であり、この間にナイトが脚本の執筆を進める模様。したがって、新たにジェームズ・ボンドを演じる俳優はすぐには決まらないとみられている。

Amazonは2025年2月に『007』シリーズのクリエイティブ権を獲得し、シリーズを新体制で再始動することを決定。シリーズのプロデューサーを務めてきたマイケル・G・ウィルソン&バーバラ・ブロッコリは製作から離れ、新プロデューサーとして『スパイダーマン』シリーズのエイミー・パスカルと『ハリー・ポッター』『ファンタスティック・ビースト』シリーズのデヴィッド・ハイマンが起用された。

7月31日に実施されたカンファレンスにて、Amazonのアンディ・ジャシーCEOは「ジェームズ・ボンドは現代最高のフィルムメイカーたちの手に委ねられています。007の次なる冒険が始まることを楽しみにしています」と述べた。

Source: Deadline(1, 2

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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