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『007 慰めの報酬』ボンドガール、海上アクションで死を覚悟「今日が私の死ぬ日なんだ」

007 Quantum of Solace 慰めの報酬
A Photo by discutivo https://www.flickr.com/photos/75818171@N02/6931808843

ダニエル・クレイグ主演『007 カジノ・ロワイヤル』(2006)が大成功を収めてから僅か2年で第2作『007 慰めの報酬』(2008)が公開された。前代ボンドガールを務めたエヴァ・グリーンの後を継いで『慰めの報酬』でボンドガールの1人に抜擢されたのは、当時ほぼ無名のウクライナ出身女優オルガ・キュリレンコだ。

持ち前の長身スタイルのみならず華麗なアクションでボンドガールにふさわしい活躍を見せたキュリレンコだが、その裏側ではなんと撮影中に「死」を覚悟していたという。

キュリレンコがそう話すのは、元ボリビア軍事政権トップであるメドラーノ将軍とカミーユ(キュリレンコ)が乗るジェットボートをジェームズ・ボンドが追跡、そこで繰り広げられた海上アクションシーンの撮影時でのこと。米Cinema Blendの取材に応じたキュリレンコはこの時を振り返り、「“今日が私の死ぬ日なんだ、今日死ぬことになるんだ”と思ったのを憶えています」と鮮明に語った。確かに同シーンでは猛スピードでの激しいボートチェイスが行なわれ、ボート同士が衝突、実際にスタントもしくはCG加工無しで行うにはかなりの危険を伴うシーンだ。このシーンの撮影にはキュリレンコもさぞ恐怖を感じたことだろう。

「かなり激しかったですよ。だって本当に行なわれていたんですから。“これはCGでしょ”と思うかもしれませんが、違うんです。ボートに乗っていて、私達に向かって他のボートがまっすぐ迫ってきていたんです。超高速で互いのボートに向かって海上を走っていたんですよ。」

キュリレンコによれば、スタント・コーディネーターから同シーンは命を伴うアクションだと宣告されていたのだとか。恐怖に震えるキュリレンコに対して、コーディネーターは「オルガ、めちゃくちゃ真剣なことなんだ。しっかり掴まっててくれるかい?何があっても命の為に掴まってくれ。衝撃がすごく強くて、海に飛ばされちゃうかもしれないから」と伝えたそうだ。これに対して当時のキュリレンコは「え、ほんとにやるんだ」と実感したという。「ボートが私達にリアルにぶつかったんです。モーションキャプチャーとかじゃなくて、ホントだったんです。私は“え、この人たちふざけてるんじゃないんだ”って思いましたよ」。

「怖かったけど、演じなきゃいけなかった」とキュリレンコ。確かに、この場面ではボートチェイスと同時に、ボンドとカミーユが揉み合うシーンや銃撃戦が展開されていた。ただボートに乗るだけでは無いのだ。キュリレンコは「私は彼(ボンド)に何かを叫んでいて、演じるよりマシだったんです。あれは全部リアル(な感情)でしたから。かなり危険を感じていて、怖がったふりなんてしませんでした。ホントに危なかったんです。恐怖を感じていたんです」と語っている。

この一方で、キュリレンコは「いま考えると面白いですね。良い思い出です」と当時を振り返っている。ところで、“私たち”とキュリレンコは話しているが、数々の危険かつ激しいアクションをこなすボンド役のクレイグは、このアクションシーンを物ともしなかったのだろうか。それとも……。

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Source: Cinema Blend

Writer

SAWADA
SawadyYOSHINORI SAWADA

THE RIVER編集部。宇宙、アウトドア、ダンスと多趣味ですが、一番はやはり映画。 "Old is New"という言葉の表すような新鮮且つ謙虚な姿勢を心構えに物書きをしています。 宜しくお願い致します。

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