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2026年、『アベンジャーズ』『スパイダーマン』『スター・ウォーズ』『スーパーマリオ』で映画興行復活か ─ コロナ禍以降最高の成績見込み

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2026年、ハリウッド映画が再び世界の映画興行を引っ張る?

米Gower Street Analyticsによると、2026年の映画興行における全世界興行収入は累計350億ドルに達し、2025年よりも5%増加する見通し。『バービー』『オッペンハイマー』などが大ヒットした2023年を上回り、コロナ禍以降最高の成績を記録するという。米Varietyが報じた。

この成績を支えるとみられているのが、2026年のハリウッド映画の驚くべきラインナップだ。Gower Streetのチーフアナリストであるトーマス・ベラネック氏も「(2026年は)ハリウッド映画が牽引する市場にて、最も大きな成長が見込まれる」と語っている。

すでに発表されている通り、2026年はマーベル映画『アベンジャーズ/ドゥームズデイ』や『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』や、DC映画『スーパーガール』、『スター・ウォーズ/マンダロリアン&グローグー』『トイ・ストーリー5』をはじめ、『デューン 砂の惑星 PART3』『ザ・スーパーマリオギャラクシー・ムービー』『ミニオンズ』『ハンガー・ゲーム』『プラダを着た悪魔』『モータルコンバット』など人気フランチャイズの最新作が続々登場する。

また、実写版『モアナと伝説の海』や、マイケル・ジャクソン伝記映画『Michael/マイケル』にも期待が高まるなか、クリストファー・ノーラン監督『オデュッセイア』や、スティーブン・スピルバーグ監督『ディスクロージャー・デイ』、そしてトム・クルーズ主演&アレハンドロ・G・イニャリトゥ監督『DIGGER/ディガー』など、まさに話題作のつるべ打ちなのだ。

もっとも話題作が多いからといって、必ずしもうまくいくとは限らないのが映画興行の難しいところ。現時点で2026年の北米映画興行収入は約99億ドルで、今年の11%増とみられている。常に動きが予測できない中国市場は、控えめに見積もって約71億ドル。そのほか海外市場は約180億ドル(今年比5%増)となる予想だ。

Gower Street Analyticsは、こうした翌年の映画興行予測を例年12月に発表して、かなり精度の高いデータを提供している。ただし、スタジオ各社は現時点でタイトル不明のリリース計画をいくつも用意しているため、現在の予測値からは変更の可能性があるということだ。

Source: Variety

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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