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『アベンジャーズ4』あの人気ヴィランが回想シーンで登場へ ― 出演者が証言、謎のウラ側を読み解く

アベンジャーズ
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(2018)につづく『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』に、マーベル・シネマティック・ユニバースの“とあるヴィラン”が回想シーンで登場するようだ。出演者の一人がポッドキャストにて証言している。

注意

この記事には『アベンジャーズ』第4作のネタバレと捉えうる内容、および『アントマン&ワスプ』のネタバレが含まれています。

アベンジャーズ
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

『キャプテン・アメリカ』クロスボーンズ、回想シーンで再登場へ

このたび『アベンジャーズ』第4作への再登場が明かされたのは、『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014)、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016)に登場したブロック・ラムロウ/クロスボーンズだ。この役柄を演じてきた俳優フランク・グリロが、米UFC Unfiltered Podcastにて、「クロスボーンズ、大好きなんですよ」と話した司会者に対してこう語ったのである。

(クロスボーンズは)次の『アベンジャーズ』に出てきますよ。回想シーン(フラッシュバック)ですけどね。僕は言いたいことをなんでも言えるんです、マーベル映画にはもう出ないので。」

いたって真面目な口ぶりで再登場を宣言したフランクは、「どうしてもう出ないんですか?」と尋ねられると「だって117歳だから(笑)」という謎のジョークで応じたのだった。

フランク・グリロ
Photo by Gage Skidmore https://www.flickr.com/photos/gageskidmore/9364106514/

これまでフランクは、クロスボーンズとしての再登場に関して謎の言動を繰り返してきた。一度は「もうやりたくない」と述べたかと思いきや、2017年9月に「(クロスボーンズについて)まだ誰も知らないニュースを知って驚きました。すごく面白そうだし、楽しみです」と発言翌10月にも「今後どこかで戻ってきますよ」と話したのだ。直後には一転して「何も知らない」と否定したが、『アベンジャーズ』第4作の出演者有志によるチャリティ朗読劇『わが町』にフランクは参加。その後、2018年7月にもInstagramにて再登場を示唆していた。

このように発言や行動が二転三転しているがゆえに、フランクの再出演を100%信じきれないのもファン心理であろう。しかしこれまでの、まるで再登場を強くアピールするかのような動きを鑑みれば、『アベンジャーズ』第4作の再撮影が終了した今になって「回想シーンで登場する」と宣言されたことには一定の信頼を置いてもよさそうだ。

するとどうしても気になるのは、フランクが「回想シーン」と言い切っていることである。これまで『アベンジャーズ』第4作には、タイムトラベルが発生して登場人物たちが過去に戻るという説があった。しかしクロスボーンズが回想シーンで登場するなら、少なくともクロスボーンズの再登場はタイムトラベルとは無関係ということになる。

ここで思い出したいのは、以前ジョー・ルッソ監督が、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』でトニー・スタークがプレゼンテーションしたB.A.R.F.システムが次回作のカギを握っていると示唆していたことだ。
同作でトニーは、両親と会った最後の記憶をバーチャル・リアリティで再現していたのである。なんらかの理由でB.A.R.F.システムが再び使用され、そこにフランク・ラムロウ/クロスボーンズが登場するならば今回の情報とも矛盾しないだろう。そう考えれば、朗読劇『わが町』の会場に『ウィンター・ソルジャー』で退場したジャスパー・シットウェル役のマキシミリアーノ・ヘルナンデスがいたことも納得できるような……。

その一方、『アントマン&ワスプ』(2018)のポストクレジットシーンでは、スコット・ラング/アントマンが入り込んだ量子世界に“時間の渦”が存在することも明言されている。B.A.R.F.システムとは別にタイムトラベルが発生しそうな気もするが、一体どうなってしまうのか?

映画『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』は2019年4月26日(金)公開予定

Source: UFC Unfiltered Podcast

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。