実写版『アラジン2』が頓挫?アラジン役俳優「実現可能性は極めて低い」

ディズニーが名作アニメーション作品を実写で蘇らせる一連の作品のうちのひとつ『アラジン』(2019)の続編企画に危機が訪れているようだ。アラジン役で主演のメナ・マスードは、続編の実現可能性がほとんどないことをTwitterにて明かしている。
ガイ・リッチー監督が手掛けた『アラジン』はかねてより続編の製作以降が伝えられており、一部情報によると2023年中にも撮影を開始するため動いているとのことだった。同じくディズニー実写化作品の『ライオン・キング』続編の公開予定が大々的に発表されていたのとは対照的に、『アラジン2』はいまだ確たる情報がないのだ。
マスードはTwitterで、ファンから「『アラジン2』はまだやりますか?」と尋ねられると、「現時点で可能性は極めて低い」と端的に回答。企画に進展がないことを示唆している。
Very unlikely at this point
— Mena Massoud (@MenaMassoud) March 15, 2023
もっとも、マスードも知らぬ水面下で準備が進んでいる可能性はある。リッチー監督は最近も「しばらくアイデアを話し合ってきたので、実現したら素晴らしい」と前向きなコメントを残しており、ビンタ騒動で風当たりの強くなったウィル・スミスがジーニー役に復帰できそうだという業界の声も伝えられているからだ。
アラジン役のメナ・マスードにとって、続編は重要な仕事となる。実はマスード、本作でディズニー大作映画の主演という大役を勝ち取ったにもかかわらず、その後はなかなかオファーに恵まれず、小規模な作品への出演が続いているのだ。過去にはオーディションすら受けられない状況への苛立ちを語っていたこともあった。『スター・ウォーズ』のドラマで人気キャラクターのエズラ・ブリッジャーを演じるのではないかと期待されていたこともあったが、こちらの役も逃してしまい、残念そうな思いを明かしたこともある。
様々な期待がかかる『アラジン2』は、願い通り実現するだろうか。アラジンに言わせれば、「僕を信じろ」である。
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