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実写版『アラジン』ガイ・リッチー監督、続編に再び意欲 ─ 「アイデアを話し合ってきた」

アラジン
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ディズニーの実写映画版『アラジン』(2019)を手がけたガイ・リッチー監督が、数年来企画が報じられている続編への意欲を改めて語った。

ランプの魔人ジーニー役にウィル・スミスを起用した実写版『アラジン』は、、アラジン役のメナ・マスード、ジャスミン役のナオミ・スコットといったフレッシュな配役、『シャーロック・ホームズ』シリーズや『コードネームU.N.C.L.E.』(2015)のリッチーによる軽やかな演出で大きな支持を獲得。世界興収10億ドルを突破する大ヒットとなり、2020年2月には続編の企画が報じられていた。

しかしながら、いまだディズニーは『アラジン』続編の製作を正式に発表しておらず、確かな続報も届けられていない。もっとも監督によると、水面下で企画が動いていることは確かなようだ。前作を「素晴らしい経験でした。ディズニーは完全なるプロフェッショナルの集団で、その観点でもすごく楽しかった」と振り返ったリッチーは、米Colliderにて現在の心境をこう述べている。

「(続編を)ぜひやりたいので、今後を見守ることにしましょう。しばらくアイデアを話し合ってきたので、実現したら素晴らしいですね。再び戻れたら最高だなと思います。」

続編の進捗については、2023年1月に米The Sunが情報を伝えている。いわく、ディズニーはジーニー役にスミスを復帰させる意向で、2023年末にも撮影を始められるよう脚本作業を進めているというのだ。ただし、これらはあくまでもタブロイド紙の情報であり、その信憑性には一定の疑問が残る。今回のリッチーのコメントも、撮影が1年以内に近づいているとはなかなか思えない口ぶりだ。現時点ではディズニーが続編を検討していること、リッチーも企画に関与していることだけが確実な情報と言える。

既報によれば、実写版『アラジン』の続編は過去のアニメ作品とは関係しないオリジナル・ストーリーとなる見込み。2020年の時点で、脚本家には『リアル・スティール』(2011)のジョン・ゲイティンズ、『ストレイト・アウタ・コンプトン』(2015)のアンドレア・バーロフが就任したが、現在も二人が企画に残留しているかはわからない。前作キャストの復帰についても現時点では不明だ。

Source: Collider

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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