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『アナと世界の終わり』ゾンビに出会ったらどうやって生き延びる? 出演者インタビュー、映画については聞かない模様

アナと世界の終わり
© 2017 ANNA AND THE APOCALYPSE LTD.

青春×ゾンビ×ミュージカル。異色の設定で世界中の映画祭の話題をさらった映画『アナと世界の終わり』の公開を記念して、出演者のインタビュー映像が到着した。

注目すべきは、なぜか映画については聞いていないところ。全員が全員、「あなたがゾンビに出会ったらどうやって生き延びますか?」という問いかけに真剣に答えているのである。せっかくなので一緒に考えてみてほしい、疑問はそのあとだ。

最初に登場するのは、主人公アナを演じたエラ・ハント。エラは「サイモン・ペッグの電話番号とシャベルが欲しい」と回答しているが、これはサイモン・ペッグがゾンビ・コメディの傑作『ショーン・オブ・ザ・デッド』(2004)で主人公を演じたことを踏まえてのもの。ちなみに、同作でニック・フロストが武器として使っていたのがシャベルなのである。ボケたのだとしたら滑ってしまった感は拭えない。ボケていないとしたらファンである。

アナと世界の終わり
© 2017 ANNA AND THE APOCALYPSE LTD.

ともかく、ほかのキャストたちは真剣にゾンビアポカリプスで生き延びる方法について語っている。アナの父親トニー役のマーク・ベントンは「まずは隠れるかな。できれば水と食料を蓄えておきたいね」と現実的な手段に出た。続いてアナの幼馴染ジョン役のマルコム・カミングは、「まずはゾンビのことを詳しく知りたい」とのこと。「ゾンビの種類によって対処法も変わる」といい、ゾンビと闘うにはリサーチが必要だと説いた。

いけ好かないクラスメイト・ニック役のベン・ウィギンズは「ゾンビによる終末は本当に起きるかも」と一言。血糊がついた顔で「武器を手に入れる」と口にするあたり、なんだかプロの匂いがする。そしてクラスメイト・ステフ約のサラ・スワイヤーは「友人全員を地下室に集める。そして死ぬまで一緒に暮らす」と守備に徹する作戦を提案。一方で「誰かが助けを呼んでいたら立ち上がって闘う」とも話している。

アナと世界の終わり
© 2017 ANNA AND THE APOCALYPSE LTD.
アナと世界の終わり
© 2017 ANNA AND THE APOCALYPSE LTD.

なお本作は、ゾンビがうろつく町で高校生たちが青春を歌い踊る、“混ぜるな危険”の青春ゾンビミュージカル。思いのほかキャッチーな名曲も登場するので、今回のインタビューで「この人たちはいったい何を言っているの?」と思った方も、ぜひ本編映像をご覧いただきたい。

名曲「Break Away」
キャッチーなポップチューン「Turning My Life Around」

『アナと世界の終わり』

イギリスの田舎町リトル・ヘブン。高校生アナは幼い頃に母親を亡くし、父親トニーと二人暮らしだ。この生活を抜け出そうと、アナはオーストラリアへ進学するために貯金を続けていた。しかしクリスマスイブにアナの計画はバレてしまい、二人は大ゲンカをする。夢も希望もないこの町に、アナはうんざりしていた。

翌日、アナと幼馴染のジョンが学校へ向かっていると、スノーマンの姿をした血まみれの男が襲いかかってきた。アナがシーソーで男の頭を吹き飛ばすと、その正体はゾンビ。二人は取り残された学生たちを救出するため学校へと向かうのだった。果たしてアナたちはゾンビに蝕まれた田舎町から、死んだように生きる人生から脱出できるのか。「この町で人生を終えるなんてありえない!」。鬱屈した日々、そして希望と絶望の狭間にて、こじらせた思春期の叫びと歌声が響き渡る。

映画『アナと世界の終わり』は2019年5月31日(金)より新宿武蔵野館ほか全国公開中

『アナと世界の終わり』公式サイト:http://anaseka-movie.jp/

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THE RIVER編集部THE RIVER

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