『ベイビー・ドライバー』アンセル・エルゴートが高校入学? 年齢詐称が招いた事件、実話映画化で主演務める

『ベイビー・ドライバー』(2017)のアンセル・エルゴートが、映画『The Great High School Imposter(原題)』で主演を務めることが明らかになった。米Deadlineなど複数のメディアが報じている。
本作は米GQ Magazineに掲載された同名記事を原作に、ウクライナからの移民であるアルトゥール・サマリンの身に起こった出来事を描く実話映画。18歳のサマリンは、アメリカで夏期のみサービス業に従事できるプログラムに申し込んで渡米する。仕事で貯めたお金を使い、そのままアメリカの大学に進学しようと考えていたサマリンだったが、高額な学費を前に計画は頓挫した。
そんな中、サマリンはペンシルベニア州に住む子供のいないポッツ夫妻と友人になる。ポッツ夫妻はサマリンを養子に受け入れ、アメリカン・ドリームを手に入れるチャンスを提供してくれた。ところが養子縁組するには年を取り過ぎていたため、19歳だったサマリンは、年齢を5歳偽ってアメリカの高校に進学する。
高校で優秀な成績を収めるサマリンだったが、次第にポッツ夫妻との関係は悪化。そして高校卒業まであと3ヶ月と迫る中、ポッツ夫妻の密告によって事態が警察に発覚して逮捕されてしまう。サマリンは年齢偽証のほか、22歳の時に15歳の女性と不適切な関係を持った疑いや、あるいはテロリストではないかとの疑惑を追及されていくのだった。
本作でエルゴートは主人公のサマリン役を演じる見込み。ポッツ夫妻をはじめ、その他の配役などは2018年12月19日時点で明らかになっていない。
監督を務めるのは、ピーター・ディンクレイジ&エル・ファニング主演映画『孤独なふりした世界で』(2019年4月5日公開)の脚本を執筆したマイク・マコウスキー。プロデューサーは『オンリー・ザ・ブレイブ』(2017)や『THE OLD MAN & THE GUN(原題)』のジェレミー・ステックラーが担当する。
ちなみにエルゴートは、スティーブン・スピルバーグ監督によるリメイク版『ウエスト・サイド物語』で主人公トニー役に起用されたばかり。ミュージカルから実話映画まで、様々なジャンルで活躍するエルゴートの今後の活躍にも期待したい。
映画『The Great High School Imposter(原題)』の撮影・公開時期は未定。
Sources: Deadline, GQ Magazine