ザック・スナイダー『アーミー・オブ・ザ・デッド』続編は視聴者の反応次第 ─「常軌を逸したアイデアがある」

『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』シリーズのデイヴ・バウティスタ主演、Netflixによる『アーミー・オブ・ザ・デッド』(2021)がついに世界配信された。配信開始後、日本をはじめ世界中で話題を呼んでいる本作。気になるのは続編の行方だが、果たして製作される予定はあるのだろうか?
本作の監督は、『ドーン・オブ・ザ・デッド』(2004)にてジョージ・A・ロメロによる不朽の名作を現代に蘇らせた、ザック・スナイダー。ゾンビ映画復帰作となる本作の舞台は、ゾンビの大量発生により荒廃し、外界から隔離されたラスベガスである。そこへ足を踏み入れた命知らずの傭兵集団が、究極の一攫千金を狙うストーリーだ。
Entertainment Tonightのインタビューにて、スナイダー監督は続編の可能性について、「それを望む声があるのであれば、僕たちの準備は万端です。僕と(脚本家の)シェイ・ハッテンは、この先の物語の展開を明確に持っているので」と語っている。つまり、ストーリーはすでにふたりの中で構想されており、視聴者からの熱い反応さえあれば実現する可能性は大いにあり得るということだろう。
ストーリーの具体的な内容については明かされていないが、Polygonでのインタビューにてスナイダー監督は、そのアイデアについて「常軌を逸したようなもの」と話している。『アーミー・オブ・ザ・デッド』では、街を彷徨うようなゾンビではなく、「アルファ」と呼ばれる高い知能と身体能力を備えた軍団が登場していた。仮にも続編が製作されることがあったときには、さらに最恐/最強と化したゾンビがみられるかもしれない。
ちなみに、続編が実際に製作されるのかは定かでないが、『アーミー・オブ・ザ・デッド』のスピンオフ作品がふたつ製作されることがすでに正式決定している。ひとつは『アーミー・オブ・ザ・デッド:ロスト・ベガス(原題)』というアニメシリーズで、もうひとつは『アーミー・オブ・シーブス(原題)』という実写映画だ。両作品ともに前日譚という位置づけの作品であり、『アーミー・オブ・シーブス』はラブコメ強盗映画のようなものになるという。スコット(デイヴ・バウティスタ)と、クルス(アナ・デ・ラ・レゲラ)の知られざる物語が描かれるそうだ。
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Source: Entertainment Tonight , Polygon