『アクアマン/失われた王国』は、『マーベルズ』『ザ・フラッシュ』を超えられるか?米アナリストの予想は

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)『マーベルズ』興行収入成績が不調だった2023年秋。次なるアメコミ大作映画は、冬公開のDC『アクアマン/失われた王国』だ。しかし、DCはDCで興行不振が続いており、さらに本作は現行ユニバース最後の作品、言わば「行き止まり」の映画である。
さて問題だ。『アクアマン/失われた王国』は『マーベルズ』の興収を超えられるだろうか?DC前作『ザ・フラッシュ』に対してはどうか?
米アナリストの予想はこうだ。『アクアマン/失われた王国』初週末の米国内興収(22日〜25日の4日間)は5,000万〜6,000万ドルになる見込み。『マーベルズ』の封切り後4日間成績は4,848万ドル、『ザ・フラッシュ』は6,120万ドルだったから、これら2作の中間くらいか同等と見られている。
ただし『アクアマン2』の米公開は12月22日で、そのままクリスマスに突入する。例年クリスマスは客入りが伸びる傾向にあり、特に今年は25日(祝日)が月曜日のためアメリカでは連休に。また、前作『アクアマン』(2018)が初週末3日で6,787万ドルだったことを考慮すれば、若干のパワーダウン感は否めない。「スーパーヒーロー映画疲れ」が叫ばれる今冬、全世界11億ドル超えの大ヒットとなった前作の記録にどこまで追いつけるか。
同日公開にはグレン・パウエルとシドニー・スウィーニーのラブコメ『Anyone but You(原題)』や、ザック・エフロン主演のA24映画『The Icon Claw(原題)』があるが、昨年冬の目玉となった『アバター:ウェイ・オブ・ウォーター』のような数十億ドル規模の巨大競合は存在しない。果たしてジェイソン・モモアのアクアマンはこのブルーオーシャンと言える海をどう泳ぐだろう。
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Source:Deadline