『アクアマン/失われた王国』、『ワイスピ』の影響でファミリー要素全開に ─ 『SKY MISSION』で学んだとジェームズ・ワン監督

DC映画『アクアマン』(2019)の続編『アクアマン/失われた王国』では、『ワイルド・スピード』シリーズの影響で、「ファミリー」が一つのテーマとなっているという。ジェームズ・ワン監督が語っている。
ジェームズ・ワン監督は『ソウ』『死霊館』シリーズといったホラー畑出身だが、2015年にはハリウッド屈指のアクション大作『ワイルド・スピード』シリーズの監督を任せられ、第7作『ワイルド・スピード SKY MISSION』(2015)を手掛けた。
『ワイスピ』といえば、ド派手なカーチェイスや規格外アクションが繰り広げられた後、最後は必ず登場人物たちが一つのテーブルに集まり、手を取り合いながらファミリーであることを再認識する。ワン監督は『ワイスピ』での経験を経て、『アクアマン/失われた王国』でもファミリー要素を強く意識したのだという。2023年9月14日(現地時間)にアメリカで開催された『失われた王国』の予告編試写の場での発言を、米Colliderが伝えている。
「私は、『ワイルド・スピード』から、“ファミリー”について学びました。本作でも大きく関わってくることになります。ここ(予告編)でも、大きな展開の断片を見られると思いますよ(笑)。でも冗談抜きで、この映画でのファミリー要素は私にとってすごく重要だったんです。これには、ヴィン(・ディーゼル)に感謝ですね。」
『アクアマン/失われた王国』では、アトランティスの真の王となったアーサー・カリー/アクアマンが、新たな脅威に直面していく。予告編では確かにファミリー要素が強く反映されており、「今や俺も夫であり父親なんだ」と語るアーサーの姿は、『ワイスピ』でヴィン・ディーゼルが演じるドミニク・トレットと重なる。
また、本作はアーサーとオームの「ブロマンス・アクション・アドベンチャー」になるとも言われており、ここでもファミリーの要素を感じることができる。アーサーは前作で喧嘩別れした弟のオームの元を訪れ、協力関係を申し入れることになるが、予告編では2人が仲を深めていくようなシーンも垣間見られる
本作のヴィランは、アーサーに父親を殺されたブラックマンタ。アーサーが持っている物を全て破壊しようと復讐に燃えるブラックマンタを止めるべく、まさにファミリーの絆が試されることになる。
ちなみに、アクアマン役のジェイソン・モモアは『ワイスピ』最新作『ワイルド・スピード/ファイヤーブースト』(2023)で、ヴィン演じるトレット一味に父親を殺され、復讐に燃えるダンテというヴィランを演じた。モモアは、『ワイスピ』次回作(タイトル未定)にも登場する予定だ。

『アクアマン/失われた王国』は2024年1月全国ロードショー。
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Source: Collider