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ドナルド・グローバー「アトランタ」シーズン3、2022年前半放送へ ─ シーズン4を撮影中、「どちらの脚本も本当にすばらしい」

ドナルド・グローバー
Photo by NASA HQ PHOTO https://www.flickr.com/photos/nasahqphoto/20716556524/

ドナルド・グローバーが主演・製作・脚本・監督を務める、人気ドラマ「アトランタ」(2016-)のシーズン3が2022年前半に放送される方針であることがわかった。米FX局のジョン・ラングラフ会長が明かした。米Deadlineなどが報じている。

「アトランタ」は2016年にシーズン1、2018年にシーズン2「アトランタ:略奪の季節」が放送され、両シーズンともにゴールデングローブ賞・エミー賞など数々の賞に輝いた。シーズン3・4は2020年1月から連続撮影予定だったが、コロナ禍のため製作は一時中断され、2021年1月から再開されている。

ラングラフ氏によると、制作状況を鑑みて、FX局はシーズン3の放送を2022年前半に予定。現時点では「シーズン3は主にヨーロッパで撮影を終え、ポストプロダクション(撮影後作業)に入っている」「同時にシーズン4の撮影をアトランタで実施している」とのことだ。ただし、両シーズンの制作が並行しているため、シーズン3のポストプロダクションに必要な期間がわからず、すぐにスケジュールを決められない状況だという。ラングラフ氏は「シーズン3の正確な予定、もしかするとシーズン4までの間隔も、今後数ヶ月のうちに決められると思います」と語った。

既報によれば、シーズン3は全10話構成、シーズン4は全8話構成。撮影を終えたシーズン3はもちろんのこと、すでにシーズン4の脚本も全話完成済みだという。ドナルドは以前「テレビ史上最高の一作になる。太刀打ちできるのは『ザ・ソプラノズ 哀愁のマフィア』だけ」と語っていたが、ラングラフ氏も「どちらのシーズンも本当にすばらしい脚本」だと絶賛した。

「アトランタ」は、シュール&シニカルなユーモア、社会を撃つメッセージ、胸を打つストーリーとサプライズ、スタイリッシュな映像や音楽など、ドナルドの才能とヒロ・ムライ監督の力量が詰まった、現代を代表するシリーズのひとつ。キャスト陣も大ブレイクし、ブライアン・タイリー・ヘンリーは『ゴジラvsコング』(2021)やマーベル映画『エターナルズ(原題)』など話題作に多数出演するほか、ラキース・スタンフィールドは『ユダ&ブラック・メシア 裏切りの代償』(2021)でアカデミー賞候補となり、『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』(2019)『アンカット・ダイヤモンド』(2019)などに出演。ザジー・ビーツは『デッドプール2』(2018)『ジョーカー』(2019)のほか、『ザ・ハーダー・ゼイ・フォール: 報復の荒野』(2021)を控える。

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Source: Deadline, Collider

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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