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『アベンジャーズ』第4作、締めくくるのは新ヒーロー?キャプテン・マーベル、参戦計画が着々と進行中

アベンジャーズ
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

2008年『アイアンマン』に始まったマーベル・シネマティック・ユニバースは、いわばその“第一部”を、2019年公開『アベンジャーズ』第4作(正式タイトル不明)で締めくくることになる。その前作にあたる、2018年公開『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』とあわせて、「これまでの集大成」として位置づけられている本作は、過去に展開されてきたストーリーをいったん完結させるものになるというのだ。

マーベル・スタジオのケヴィン・ファイギ社長は、ここにきて新ヒーロー「キャプテン・マーベル」がそのクライマックスで大きな役回りを果たすことを明言している。ブリー・ラーソン扮する最強のヒロインは、その参戦計画を着々と進めているわけだ。

2019年、キャプテン・マーベル登場

2019年3月に米国で公開される映画『キャプテン・マーベル』。ブリー・ラーソン演じるキャロル・ダンバース/キャプテン・マーベルは、マーベル・シネマティック・ユニバースの開始以来、映画では初めての“女性主人公”だ。この映画の脚本にはジェネバ・ロバートソン=ドゥウォレットら、監督にはアンナ・ボーデン&ライアン・フレックと、スタッフのキーパーソンにも女性が起用されている。
こうした傾向から思い起こされるのは、ワーナー・ブラザース/DCコミックスによる話題作『ワンダーウーマン』(2017)だろう。同作は米国で衝撃的なまでの大ヒットと高評価を記録したが、こうした状況を受けて、今後はマーベルも女性ヒーローの作品をより多く製作することになるのだろうか? 米IndieWireの質問に対して、ケヴィン・ファイギ社長はこう応答している。

「フェイズ3以降(『アベンジャーズ』第4作以降)に焦点を絞った話し合いはたくさんしています。だから(現時点で)公にすることは何もないんですよ。(女性ヒーローについては)キャプテン・マーベルとアンナ&ライアンによる作品に集中しています。(ユニバースが)壮大な結末へと向かい、10年間の22作品が壮大なフィナーレを迎える中で、大きな役割を担うことになりますよ。」

現時点で、映画『キャプテン・マーベル』は1990年代が舞台になるといわれている。『アイアンマン』以前のストーリーになるわけで、その主人公がなぜ再登場するのか、そこからどんな物語を切り拓いていくのかにも注目したいところだ。ちなみに姿を消しているであろうキャプテン・マーベルの居場所について、社長は「キーポイントは“あっち”」謎の発言をしてもいる。

なお『キャプテン・マーベル』は、2019年5月に米国公開される『アベンジャーズ』第4作の直前にあたる作品だ。そこで満を持しての初登場となる彼女は、この物語を終わらせるためにどんな活躍を見せるのだろう? どうやら10年間のクライマックスで、いきなり相当美味しいところを持っていくことは間違いなさそうだが……。

映画『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は2018年4月27日より全国ロードショー。
つづく『キャプテン・マーベル』は2019年3月8日、『アベンジャーズ/エンドゲーム(邦題未定、原題:Avengers: Endgame)』は同年5月3日に米国公開予定だ。

Source: http://www.indiewire.com/2017/10/female-superhero-mcu-post-phase-three-1201889036/
© Walt Disney Studios Motion Pictures 写真:ゼータ イメージ

Writer

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稲垣 貴俊Takatoshi Inagaki

「わかりやすいことはそのまま、わかりづらいことはほんの少しだけわかりやすく」を信条に、主に海外映画・ドラマについて執筆しています。THE RIVERほかウェブ媒体、劇場用プログラム、雑誌などに寄稿。国内の舞台にも携わっています。お問い合わせは inagaki@riverch.jp まで。

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